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昨年11月28日のUNESCOでの審議を経て、カンボジアの伝統的な仮面舞踊ラコーン・コルが「ワット・スヴァイ・アンデットのラコーン・コル」として無形文化遺産（緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表）に登録されました。

ラコーン・コルはプノンペン近郊のワット・スヴァイ・アンデット寺院のコミュニティによって行われている仮面舞踊で、土地の神々を鎮め、豊穣や地域の繁栄を願いが込められています。衣装や仮面はタイ古典舞踊に似ているものがありますが、これは、ともに古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をモチーフにしているからです。

この仮面舞踊は、口承により地域で受け継がれてきたものでしたが、内戦やポルポトの圧政により断絶していました。関係者によって復興の努力が続けられています。旅行者は、プノンペンやシェムリアップのシアターレストランなどでアプサラダンスとともに観賞することができます。