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オーストリアといえば、なんと言っても、大人気のウィーン、ザルツブルクの2都市。首都ウィーンは「音楽の都」として、ドイツとの国境に近いザルツブルクは天才音楽家モーツァルトの出身地としてあまりに有名です。クラシック音楽ファンにとっては必ず訪れてみたい国ではないでしょうか。
オーストリアは「音楽の国」である一方、「自然豊かで、風光明美な景色を堪能できる国」でもあることをご存じですか?今回はウィーンやザルツブルクはもちろん、ザルツブルクから日帰りでも訪れることのできる、「ザルツカンマーグート」と「ツェルアムゼー」もご紹介いたします。
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ウィーンを訪れて一番に感じたこと。それは「とてもきれいな街」だということです。
ヨーロッパの都市は、「素敵な街」であっても、電車の落書きや道端のゴミなどが目についてしまうことも多いのですが、ウィーンはどこにもゴミが無い!ガイドブックや雑誌に載っている写真さながらの美しさ(清潔さ)です。
現地で聞いた話によると、オーストリア人の観光に対する意識は大変高く、「街をきれいにしないと、観光客は誰も来てくれない」という風に考えている人が多いそうです。だから住民が率先して街をきれいに使っているんだそう。市民の方々の日ごろの努力が美しいウィーンを作り上げているのですね。
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モーツァルトの出身地として名高いザルツブルク。ウィーンから鉄道で約3時間西に行ったところですが、ドイツのミュンヘンからは約2時間と、どちらにもアクセスしやすい便利な場所にあります。夏には「ザルツブルク音楽祭」、冬には「モーツァルト週間」という音楽祭が催されます。
街はザルツァッハ川を隔てて旧市街と新市街に分かれ、旧市街にはモーツァルトの生家や音楽祭の会場となる祝祭劇場、鉄道駅に近い新市街には美しい庭で有名なミラベル宮殿があります。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台としても知られていますね。
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さて、ザルツブルクで、オススメのレストランは「M32」。旧市街から少し北西に行ったところにメンヒスベルクという山があり、エレベーターで上った場所にあります。テラス席がとても広いので、街を一望しながらのランチやディナーも気持ちよいですよ。
ちなみにオーストリアといっても、ウィーンを含む東部ではワイン、ザルツブルクやチロル地方など西部ではビールが好まれ、多く飲まれる傾向にあるそうです。
そうそう、余談ですが、街でこんなユーモアたっぷりのTシャツを見かけたので、思わずパチリ。
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ザルツカンマーグート地方は、オーストリアに興味をお持ちの方は耳にしたことがあるかもしれませんが、ザルツブルク郊外の湖水地方です。絵のように美しいと言われる町ハルシュタット(世界遺産)をはじめ、湖畔にはこじんまりとした町が点在し、かわいらしい町並みが私たちを出迎えてくれます。ザルツブルクからはバスや列車でアクセス可能ですが、日帰りなら、効率良く回れるツアーがお勧めです。
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山の様子は、上るごとに雪景色に変わっていき、だんだん雄大な風景が目の前に広がってきます。3本ほどゴンドラとリフトを乗り継いで、3029mの頂上駅へ。数百メートル続くパノラマトンネルを抜けると、そこは一面氷河の銀世界!近隣の山々まではっきり見渡すことができ、新雪が太陽に照り輝く風景は圧巻でした。氷河の上は直接歩くことができますし、夏でもスキーをすることができます。日本では決して見られない景色を、登山やトレッキングをしなくても手軽に見られるので、すごく得した気分になれます。
また、頂上駅にはレストランもあるので、贅沢なひと時をゆっくり過ごせますよ。
山から降りたあとはツェル湖遊覧船で湖を1周しました。日本では、ザルツカンマーグートがポピュラーですが、まだまだ日本人の少ないこのツェル・アム・ゼー地域でこれまでの旅の疲れを癒し、自然を楽しむのもいいものかなと・・・、いかがですか?
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