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ピックアップ特集

トラベルガイド
プラン1 黄金に輝く町 “エルサレム”

キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の聖地。世界で32億の人が心の拠り所としている場所で、年間100万人の訪問者を迎える都です。旧市街は街中すべてが博物館のよう。数千年の記憶があちこちに刻まれています。わずか1㎞四方に聖なる場所が集中していて、イスラム教のムハンマド(マホメット)が昇天した場所とされる「岩のドーム」、その西にはユダヤ教徒が祈る「嘆きの壁」、イエスが十字架に架けられた「聖墳墓教会」。エルサレム旧市街は、アバヤ(全身を覆う黒い服)を着たイスラム女性、黒装束のユダヤ人、イエスが歩んだ「悲しみの道」(ヴィア・ドロローサ)を歩くキリスト教の巡礼者が行き交い、それぞれの神への祈りの深さが感じられます。宗教が異なっても、お互いを尊重し、共存する生活。これほど世界の人々を惹きつける場所も少ないような気がします。

エルサレムを訪れる際は、曜日にもご注意を。金曜日の日没から土曜日の夕方までは「シャバット」といって、ユダヤ教の安息日。市内のお店はもちろん、公共交通機関であるトラムやホテルのエレベーターさえも一部しか動かなくなります。また、金曜日はイスラム教徒にとっての祈りの日。金・土は「神殿の丘」へはイスラム教徒のみの入場となり、金曜日にはなんと約9,000人が礼拝に訪れます。また、ご存じ、日曜日はキリスト教徒にとってのお休みです。
ちなみに、イスラエル全体では、ユダヤ教徒が人口の4分の3を占めていますので、官公庁・銀行をはじめ一般企業や商店・デパートは、金曜日の午後と土曜日が休業しています。飲食店は、「コシェル(後述)」というユダヤ教の食事規定を守っているところ以外は、レストランもカフェも無休のお店が多いです。

さて、聖書にまつわる場所は多いのですが、中でも「神殿の丘」の東に位置する「オリーブの丘」は、復活したイエスが40日間、弟子たちに教えを説き、昇天したと言われ、キリスト教徒にとっては神聖な場所。また、ユダヤ教徒にとっても聖地巡礼の最終目的地となっています。
ここからの旧市街の眺めはとても美しく、まさに「黄金の町エルサレム」。金色に光り輝く「岩のドーム」だけでなく、この町の建物は、丘陵地から切り出された石灰岩(=エルサレム・ストーン)で作られているのですが、この色合いが日の光を浴びて「黄金色」なのです。特に、夕焼け・朝焼けに光るエルサレムの街並みの美しさは、言葉を失うほどです。

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プラン2 ベツレヘム~死海~ガリラヤ湖

エルサレムの郊外、南へ約10Km、小高い丘の上にあるのが旧約聖書にも登場する古い町ベツレヘムです。ダビデ王の故郷であり、イエス誕生の地でもあります。12月24日には、この町の「聖誕教会」でのミサが全世界に放映されるので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。現在、パレスチナ自治区に属し、アラブ人が多く住むため、町なかにはアラビア語の看板が目立ちます。この町に住むキリスト教徒の母語も、ほとんどがアラビア語。そうそう、ベツレヘムからエルサレムへ戻る際は身分証明書の提示や荷物のチェックがあるので、パスポートをお忘れなく。

世界で最も低地にある塩水湖、死海は海抜マイナス420m。ヨルダンとの国境でもあり、エルサレムから車で1時間半の距離です。死海といえば、プカプカと浮く姿が思い浮かびますが、ご想像通り=浮きます!
死海に入って陸に上がると、身体中が塩分でぬるぬるしていますので、すぐにビーチ設置のシャワーを浴びましょう。砂漠を通ってきた水道管から出る水は、熱いお湯となっていて、とても気持ちのよいものです。
なお、小さな傷やケガのある方は、死海に浸かるのはご遠慮を。これもご想像通り=かなり痛いです!
また、死海の泥はミネラルたっぷりなので、身体にぬっての“泥パック”体験もオススメ。
周辺には、スパ施設を備えるリゾートホテルから、医師が常駐する皮膚疾患治療のための設備もあり、いつかは、ここにゆっくり滞在して、のんびりしたいものだと思ってしまいました。

イスラエルの北部に位置するガリラヤ湖、こちらは淡水の湖です。エルサレムからは3時間前後。イエスが行なったとされる数々の奇跡のエピソードに彩られ、また近年は温泉リゾート地としても人気上昇中です。
「パンの奇跡の教会」の床に残るビザンツ時代の“パンと2匹の魚”の美しいモザイクは必見!
また、このエリアの名物「セントピーターズフィッシュ(聖ペテロの魚)」は、あまりにも有名なので、ツーリスト用メニューだろうとタカをくくっていたのですが、いやいや、これは美味しかったです。イエスの弟子ペテロが税金の支払いに困った際、「ガリラヤ湖で魚を捕りなさい」とイエスに言われ、漁に出て釣り上げた魚が、口にコインを加えていたという新約聖書の場面ですが、残念ながら私がいただいた魚の口には、コインは入っていませんでした。(笑)

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プラン3 チーズバーガーの無い国!?

食事はですね・・・、かなり美味しいと思います。いわゆる、スローフードと言いますか、自国生産でほとんどを賄っています。私は、滞在中、特にグレープフルーツジュースが美味しくて、ハマりました。
さて、ここでPlan1で少し触れた「コシェル」についてご説明すると、旧約聖書に基づいて作られたユダヤ教の食事規定では、食べてよいもの・ダメなもの、一緒に食べてはいけない食物の組み合わせ、動物の屠り方、調理法などに関することが細かく定められています。蹄が2つに割れていて、反芻する動物=牛や羊は食べてもよいのですが、豚・猪・ウサギ・ラクダなどは食べられません。また、鳥はOKですが、ハゲワシはNG。・・・まぁ、あまりハゲワシは食べません・・・よね。 魚は、ヒレと鱗があればOK。その稚魚や卵も大丈夫です。なので、イクラは〇、チョウザメの卵であるキャビアは×。魚類以外の水棲動物、エビ・タコ・イカ・牡蠣などの貝類も食べてはいけないそうです。

聖書の「小ヤギをその母の乳で煮てはいけない」を広く解釈し、乳製品と肉が一緒に供されることもありません。そこで、チーズバーガーは食べられず、食後のコーヒーもミルク抜きか植物性のコーヒーフレッシュを使います。また「血は命であるから、血は食べてはいけない」という聖書の教えにより、血の滴るステーキは食べてはいけません。そのため、動物の屠殺法も厳格に定められています。
レストランに行くと、2軒が一組になっていて「ミルクorミート?」と聞かれることがあります。肉を提供するお店では乳製品を一切出さず、逆も然りです。「ミルク」のレストランでは、魚などがメインディッシュとなり、チーズを使ったスパゲティ、ピザ、アイスクリームなどが食べられ、食後のカフェオレもOK。それに対して「ミート」のレストランに入ると、デザートには、チョコレートやシャーベットが用意されています。

さて、最後に、イスラエルを訪れる際の“テーマ”として、一つご提案を。
世界各国の美術館に収められている絵画には宗教画も多く、聖書の一場面が描かれていることも少なくありません。その舞台となっているのが、ここイスラエル。「名画の舞台・登場人物ゆかりの地をめぐる旅」というのも良いのではないでしょうか。そして、イスラエルを訪れてから名画を目にすると、また違った見方ができるかもしれませんね。

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