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フランスには魅力的な地方がたくさんありますが、その中で「ミディ・ピレネー地方」は、まだあまり馴染みがないかもしれません。でも、そこには、ロマネスクを代表する素晴らしい建築物の数々、美しい中世の村々、そして美食・・・と様々な魅力が溢れています。そんな、まだ知られていないフランスを体験しませんか?
「ミディ・ピレネー地方」は、フランスの南西部、スペインとの国境近くに位置しています。南にはピレネー山脈が広がり、広大な自然、そして、山あいには美しい小さな町や村が点在しています。聖地・サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路(世界遺産)の中心地としても重要な場所です。また、「フランスの最も美しい村」に選ばれている村も多く、1/3はこの地方に集約されています。
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また、こちらも世界遺産の「ミディ運河」のクルーズなども楽しいですね。白いプラタナスの並木道が続く運河は優雅で美しく、違った角度からトゥールーズを感じる事が出来ます。
「ミディ・ピレネー地方」は、この「トゥールーズ」から旅を始めると便利です。山あいにある村が多いため、できれば、小さな村はレンタカーで廻ると便利ですね。比較的大きな「アルビ」「ロデス」「カオール」などは、列車路線も延びています。
それでは、次に「ミディ・ピレネー地方」の美しい街や村から、おススメの町と村を、名物料理と共にいくつかご紹介しましょう。
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ロカマドゥール
断崖絶壁に張り付くようにつくられた村で、遠くから眺めても、近づいて見ても、その迫力には圧倒されます。頂上にロカマドゥール城があり、中腹には7つの聖堂が、そして麓には、レストランやお店、ホテルが建ち並んでいます。中世の巡礼者達は、聖堂まで216段の階段をひざまずきながら上がったそうで、そんな巡礼者達に思いを馳せながら、じっくりと滞在したいところです。雰囲気の素敵なホテル&レストランもあります。
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モワサック
必見は、何と言っても必見は「サンピエール教会」です。こちらの「タンパン」は、ロマネスクの最高峰といわれていて、ヨハネ黙示録の最後の審判の様子が描かれた彫刻は、時間を忘れて、ずっと見ていたくなるほどです。また、光や雨、風が計算された「回廊」も非常に素晴らしいです。回廊には76本の柱が並び、46本にはそれぞれに聖書の情景を表した彫刻が施されています。
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サン・シル・ラポピー
ロット川渓谷沿いの崖上に佇む、名前の響きのように、可愛らしい村。二度の世界大戦の影響を受けなかった事もあり、石造りの可愛らしい家々が13~14世紀の姿のまま残っています。また、今年は、フランス人の「一番好きな村」にも選ばれて、村の方達は大変喜んでいるそうです。小さい村ながらも、レストランやカフェもホテルもあり、フランス人の観光客で賑わっています。
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オトワール
滝が流れる断崖のふもとにある本当に小さな村。村の入口にあるレストランとお土産屋さんを超えると、綺麗に手入れされたお花が美しい歴史ある石造りの家々が並んでいます。すれ違う村人は「ボンジュール」と気軽に挨拶してくれて、普通の生活を感じる事が出来ます。
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