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ヨーロッパ域内の高速鉄道網が大幅に拡充されることが決まりました。
この度、各国の運輸担当大臣が合意したもので、1990年代まで運行されていた長距離国際列車「欧州特急」（Trans Europ Express = TEE）を復活させます。
新しい高速鉄道サービスは次世代の欧州特急という意味をこめてTEE 2.0と呼ばれ、2～3ヶ国を結ぶ600km超の路線を、最高時速160km以上で運行する計画です。車内では無料WiFiやレストランを提供するほか、寝台列車も検討されています。
計画では、近い将来、2020年代半ばまで、そして2030年までの、３つのフェーズに分けて実現の予定です。
直近では、ミュンヘン／ブレゲンツ／チューリッヒ／ミラノ、ベルリン／ストラスブール／バルセロナ／マドリード／マラガ、バルセロナ／ニース／ミラノ／ベネツィアなどの路線を予定しているほか、将来的にはアムステルダム／ケルン／バーゼル／ローマやストックホルム／コペンハーゲン／ハンブルク／ブリュッセル／パリ、プラハ/ドレスデン/フランクフルトなども計画されています。
ヨーロッパでは環境問題から航空便から鉄道へのシフトが続いているところですが、旅行者にとっては、鉄道の旅がより一層、楽しくなりそうです。