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ワールド・ミュージックに造詣の深いアメリカ人ミュージシャン、ライ・クーダーがキューバ音楽のレジェンドたちとともに制作したアルバムと、彼らの海外ツアーを記録したヴィム・ヴェンダース監督による1999年公開のドキュメンタリー映画で、日本を含む世界中でキューバ音楽の一大ブームを巻き起こしたバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。

最初のレコーディングから20年弱の歳月を経て、当時すでに高齢だったメンバーが次々と鬼籍に入る中、残されたメンバーはステージ活動に終止符を打つことを決意し、最後の世界ツアーとなる「アディオス・ツアー」を敢行します。1999年のドキュメンタリー映画の続編となる本作では、その後のバンドの歩みを振り返りつつ、「アディオス・ツアー」の様子を追うとともに、オマーラ・ポルトゥオンド、イブライム・フェレールらメンバーの音楽人生とキューバ音楽の歴史を辿ります。ヴィム・ヴェンダース監督は製作総指揮に回り、監督は「ブラインドサイト ～小さな登山者たち～」のルーシー・ウォーカーが務めました。

7月20日から、首都圏を皮切りに劇場公開がはじまりました。今後日本各地で順次公開されていく予定です。