【飛騨高山「古い街並み」の魅力】
高山の魅力は、江戸時代の風情漂う城下町としての面影がそのまま残る古い町並みで、「景観デザイン賞受賞」の建物も多く存在します。
出格子の連なる軒下には用水が流れ、通りには古民家を改装した店舗が軒を連ね、飛騨牛まん、醤油ベースのみたらし団子、飛騨牛にぎり寿司など、飛騨ならではの食べ歩きも楽しめます。
「杉玉」が軒先きに下がっている造り酒屋では、北アルプスから流れ出る水と寒暖差の大きな気候により育つ良質な米により、古くから受け継がれてきた酒造りの歴史を感じながら、日本酒の試飲はいかがでしょう。
翌日は、江戸時代から伝わる朝市（宮川朝市・陣屋前朝市）にもお出かけになってみては？

【白川郷・五箇山の合掌造り集落】＜世界遺産＞
木の梁を山形に組み合わせて建てられた日本独自の建築様式「合掌造り」は、まるで掌を合わせたように見えることから「合掌」造りと呼ぶようになった等、様々な説が残っていますが、積雪が多くて雪質が重いという白川郷の自然条件に適合した構造になっています。大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、今でも人々の生活が営まれている集落として知られる「五箇山の合掌造り集落」は、田園風景の中に佇む茅葺屋根が日本の原風景を感じさせてくれる場所。最大規模を誇る合掌造り「和田家」は、現在も住居として使われており一見の価値ありです。2020年には、白川郷の合掌造りを守り繋いできた「茅葺」「茅採取」の二つの伝統技術を含んで「伝統建築工匠の技」が世界無形文化遺産登録されました。
★体験：野外博物館・合掌造り民家園では、白川村の使われなくなった合掌家屋を移築し保存されており、当時に思いを馳せながら『そば打ち体験（体験時間：約2時間）』はいかがでしょう。

【飛騨のさるぼぼ】＜岐阜県郷土工芸品として指定＞
さるぼぼの原型は、1200年程前の奈良時代に中国から伝わったとされています。飛騨の方言で「さる＝猿、ぼぼ＝赤ちゃん」で「さるぼぼ」と呼ばれるようになりました。もともとは、安産のお守りとして産屋に飾られたようですが、江戸時代には幼児の祓（はらい）の具として用いられ、その後「安産」や「良縁」・「子供の成長」・「無病息災」などを願って、さるぼぼを作りお守りとされてきました。赤い色の布を使うようになったのは天然痘除けのためであると伝わっています。今では種類もたくさんあり、青やピンクなど色鮮やかな「風水さるぼぼ」もあります。
★体験：病気や事故が去る（猿）とも言われる縁起もの『さるぼぼ手作り体験』は、ここでしか出来ない体験です。（体験時間：約1時間）

【360度のパノラマ・新穂高ロープウェイ】
1970年に開業した新穂高ロープウェイでは、北アルプスの山々に囲まれた標高2,000ｍの大自然を気軽に体験。日本唯一の2階建てロープウェイでは、片道25分（途中で1度乗り換え）で、山頂まで一気に上れます。山頂駅となる西穂高口駅（標高2,156m）では、20分程で楽しめる散策路もあり、展望台からは西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などの北アルプスの山々の大パノラマが楽しめます。この眺望は「ミシュラン・グリーンガイド」では2つ星で紹介されているほど見事です。また、通年集配可能なものとしては日本一標高の高いところにあるポスト「山びこポスト」からの絵葉書の投函もお忘れなく！