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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 山岸 玲子
【2015年8月11日[Tue] ご出発】 海外

井藤様2名様 シチリア8日間

前回に引き続き、この度も各種手配をはじめたくさんの相談に親身に対応下さり、本当にお世話になりました。8日間の映画にちなんだシチリア旅行から、無事帰国致しました。

パレルモでもタオルミーナでも、終日自由の日を設けて頂いたので、自分の足で町を回り最大限楽しむことができました。

パレルモではホテルが非常に便利な立地でしたので、日に何度かホテルに戻って休憩しながら観光や買い物ができ、とても助かりました。

おすすめいただいたカプチンのカタコンベも歩いて行きました。住宅街に迷い込んでしまいましたが、地元の方に訪ねると快く道を教えて下さり、なんとか辿り着くことができました。世界一美しいミイラと言われるロザリアちゃんに会えて良かったです。

パレルモは滞在も比較的長かったため、お気に入りの小道を見つけるなど、充実した日々となりました。

タオルミーナでは、近郊の「ゴッドファーザー」ロケ地めぐりを堪能したのが最大の思い出です。

加えて「グランブルー」の舞台となった海も、それはそれは美しく感動致しました。小規模ではありますが、岸壁に”青の洞窟”がいくつもあり、観光客向けの周遊ボートで中に入ったり、イゾラ・ベッラ周辺から沖にかけて海岸沿いを遊覧したりと、リゾートならではの楽しみもありました。

尚、ボートは2名で50ユーロでした。ヴァカンスシーズンだったからか、今でも乗船料は言い値で決まる様でした。イゾラ・ベッラからの出航だと乗客が多いためもっと安くなるそうで、運が良ければ10ユーロ程度で参加できる様です。

ゆっくりできるようにと2名で乗船し、途中で船から直接海に入って海水浴もさせて貰えました。乗り合わせだといろいろな国の方がわいわい賑やかな様子で、洞窟に入るときなどは歌え踊れのお祭り騒ぎ!笑 遠目に眺めながらお互い手を振り合ったりしましたが、大勢での乗船も楽しそうでした。

手配頂いた現地のドライブツアーでは、「ニュー・シネマ・パラダイス」の舞台となったパラッツォ・アドリアーノが最も印象的です。当日は守護聖人のお祭りの装飾がされており、また車がかなり多くはありましたが、映画で見たままの小さな町の風景がそのまま!友人もわたしも、少年トトがどこかから駈け出してきそうな雰囲気に大興奮でした。

町役場に付随したミュゼオでは撮影に使用された小道具や撮影中の写真など、たった1ユーロの入場料で非常に貴重な品々を見せてもらうことができました。少し散策しただけでも趣のある路地ばかりで、小さいですがたいへん見応えのある町でした。

アグリジェントやピアッツァ・アルメリーナは映画と関連が無かったため、自身で行程を組んでいれば絶対に選んでいなかったであろう行先でした。

いずれも古代遺跡がメインの観光で、シチリアの支配者に抑圧され続けた長い歴史に思いを馳せ、非常に感慨深い場所でした。

特にアグリジェントの神殿群は、真っ青な空と海を背景に、シチリアの太陽に照らされたオレンジ色の石柱が圧巻の迫力。

ドライバーさんと一緒に食べたジェラートも、とても美味しかったです。パレルモからタオルミーナへの移動の”ついで”という行程だったため、全く負担もなく満喫致しました。

イタリア本土では8月中旬の天候が荒れていた様ですね。
シチリアでは、到着した夜に大雨があったものの、その後は小雨や曇る程度で概ね青空のもと街歩きを楽しめました。

パレルモでは急な夕立ちに遭ったりもしましたが、地元の人々とのコミュニケーションのきっかけになったので(と言ってもお互い言葉はあまり通じていませんでしたが笑)、それすらも良い思い出になってくれました。

他の主要観光都市と異なり、シチリアは英語の通じる人や話せる人が少ない様で、特にコルレオーネ村では買い物をするのも一苦労でした。(イタリア語も最低限の単語は覚えていたのですが、いかんせん早口で聞き取りが難しく…)
イタリアの人は「通じる・通じない」を全く気にせず、とにかくマシンガントークと大きな身振り手振りで一生懸命に伝えようとしてくれるので、苦労はしたもののとても嬉しい経験になりました。

山岸さんが手配して下さったドライバーさん方も皆さんとても親切で、ツアー行程にはない場所を案内して下さったり、英語が通じない場所で通訳をして下さったりと、とても良くして頂きました。

以前もそうでしたが、景色や町並みだけでなく、人とのかかわりを楽しめた旅でした。シチリアをはじめ南イタリアは治安が悪いと言いますが、怖い思いをすることは全くなくむしろ親切な人ばかりで、出会いに恵まれていたと感じています。

そのかわり…と言うのも変ですが、前回と違って日本人の観光客の方には一切お会いしませんでした。地元の方たちにとってわたしたちは珍しい存在だったようで、小さな町に行くと「ジャッポーネだ!」と噂されるほど!

ホテルでもコンシェルジュさんにすぐに顔を覚えていただき、部屋番号を言わなくとも鍵を渡してもらえました。笑 ホテルと言えば、シチリアらしく朝食においしいフルーツがたくさんあったのが嬉しかったです。

また、タオルミーナのホテルでは運よく空部屋があったため、2泊とも海の見えるバルコニーのある部屋にグレードをあげて下さいました。お陰で夜景やお祭りの花火を眺めることができました。

夢だったシチリアでこんなに楽しく充実した1週間を過ごせたのは、すべて山岸さんが手配して下さったお陰と感謝致しております。

御礼は言葉では言い尽くせません。本当にありがとうございました。

山岸 玲子 wrote:

お忙しいところ、ご丁寧な旅行のご感想を頂き、ありがとうございました。

文面から、シチリアを満喫された様子が目に浮かぶようです。シチリアでは、パレルモの夕立以外は概ね天候が良かったようですね。

私がシチリアに行ったのは15年ぐらい前で、当時はシチリア旅行の添乗員付パックツアーもなく、シチリア旅行をする日本人はほとんどいなかったので、町を歩いているとよくジロジロと見られましたが、今ではシチリアに行く添乗員付パックツアーもある時代なのに、未だにシチリアでは日本人観光客は珍しい存在なんですね。

それでも、地元の人とのコミュニケーションも楽しんで頂いたようで、なによりです。

井藤様の旅のスタイルは、前回もそうでしたが、観光だけではなく現地の人とのふれあいもある、理想的な個人旅行のスタイルだと思います。こういう旅行は、個人旅行ならではの楽しみ方ですよね。

また井藤様のお人柄も、現地の人とのふれあいを楽しめる要因の一つかとも思います。

日本人は外国人を見かけても、言葉が通じない不安があって、自分から声をかけることはあまりしませんが、イタリア人は英語が話せなくても、平気で外国人に「イタリア語で」話しかけてきますよね。(特に南イタリアでは。)

私も(特にナポリ以南の南イタリアで)、そういう経験が何度かありました。

シチリアも含めナポリ以南の南イタリアは、経済も交通インフラも遅れており、治安もいいとは言えないところもあるのは事実ですが、一般の地元の人たちは北イタリアの人たちより人懐っこく親切な人が多いようです。

必要最低限の注意さえしていれば、井藤様のように地元の人とのふれあいを楽しみながらのご旅行が堪能できるかと思います。

前回に引き続き、今回も当社をご利用頂き、誠にありがとうございました。

次回のご旅行はだいぶ先になりそうとのことですが、日程や行き先がお決まりになりましたら、また是非ご連絡下さい。

次回も井藤様のご旅行のお手伝いができますことを、東京本社スタッフともども、心よりお待ちしております。
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