サンフランシスコ名物のケーブルカーが開通150周年を迎え、記念乗車券の販売や、さまざまなイベントが開催されています。
サンフランシスコのケーブルカーは、1873年に最初の区間が開通しました。坂の多い地形に適した交通機関として導入され、交通事情を大きく改善し、街の発展に大きな役割を果たしました。
地震や火災などの困難も乗り越えて運行を続け、逆境を克服する街のシンボルにもなっています。
サンフランシスコ初のケーブルカー「カリフォルニア・ライン」では、12/30まで、1日乗り放題パスが5ドルで発売中です。通常は乗車1回につき8ドルのところ、定額で何度でも乗り降り自由なお得なパスです。
この路線では、1906年まで運行されていた最古の車両「ケーブルカー19」が77年ぶりに復活し、10/28までの毎週土曜に運行されています。
また、市営鉄道(Muni)の全サービスが何度でも乗り放題の1日パスも、13ドルで発売中です。ケーブルカー3路線のほか、MuniメトロやMuniバスも利用でき、観光にも便利です。
ケーブルカーを利用して観光される方にお勧めなのが、10/30までのキャンペーン「
Cable Car Crawl」です。ケーブルカーで沿線のキャンペーン参加店舗を訪れると、特典があります。
「スコマスレストラン」、「トンガルーム&ハリケーン」、「ウェスティンセントフランシス」では、特別な記念カクテルをご用意、また「ブエナビスタカフェ」では、タグ付けしたInstagram投稿とケーブルカーのチケットの提示で、アイリッシュコーヒーをプレゼントします。
10/29までの毎月第一日曜日には、1906年の外観に復元された「ケーブルカー42」がハイドストリートで運行されます。この車両の運行は1954年以来で、細部の金箔も手作業で復元されました。
サンフランシスコ公共図書館では、市交通局とのコラボレーションで、ケーブルカーの150年の歴史を、貴重な写真や文書のアーカイブなどで紹介する展覧会「Innovation to Icon: 150 Years of Cable Cars」が、9/30まで開催中です。
一連のイベントや乗車券などの情報は、市交通局の特設ページでアップデートされています。
Celebrating 150 Years of Cable Cars | SFMTA
Cable Car Crawl | San Francisco Travel