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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 水田 壮彦
【2011年3月25日[Fri] ご出発】 海外

H.N様 娘の卒業記念旅行

昨年の夏頃、母が私に『卒業旅行』の提案をしてくれました。
私は今まで海外に行った経験はなく、
今回が初めての海外旅行です!

最初は行き先から悩みました…。
最初は、バリ島とかハワイ等、とりあえず気軽に
行けるところがいいかな・・・と考えたのですが、
私は10歳から続けているトランペットで
音楽大学まで行かせてもらい、
大学在学中は、実に多くの海外の先生のレッスンを
受ける機会があり、色々と御指導頂くことができました。

そんな中で
『いつかヨーロッパに・・・音楽の本場に行ってみたい。』
知らず知らずそう願っていたので、
せっかく海外に行くならば、行き先はドイツやオーストリア
もしくはチェコ辺りが良いと思うようになったのです。

そこで最初に不安に思ったのは、
長時間飛行機に乗ることと言語のこと…など、
とにかく不安になる要素が満載でした。
ですから、通学途中に駅で目に留まるツアー会社の
チラシを見て、その範囲内で決めようと思いました。
海外初心者の自分が、母と私の2人だけの旅行なんて・・・
絶っっっ対に無理!っと思ったのも事実です。

しかし、沢山あるチラシを1つ1つ見ても、
実際に私が海外に行ってやりたいことであった
『音楽に触れる』という目的に合うツアーは、
なかなか巡り合うことはできませんでした。
それもそのはずです。
海外旅行未経験の私の要望と希望は、
実際問題無茶苦茶なものばかりでしたから・・・

①ドイツ(ベルリン)とオーストリア(ウィーン)2ヵ国に行きたい。
②憧れの世界最高峰オーケストラである
「ベルリンフィル」と「ウィーンフィル」を聴きたい。
③音楽のゆかりの地を、思う存分とことん回りたい。

どこの旅行会社に問い合わせても
『はっきり言って無理です。』と言われつづけました。
そんな中、母が探してくれた
『ウェブトラベル社のトラベルコンシェルジュ水田様』だけが、
前向きなお返事と提案をしてくださいました。

最初に水田様からご提案いただいたプランを見て、
私は本当に驚きました!
それは、他社で不可能と言われ続けた、
上記3つの要望が全て叶うものだったからです。
しかも、希望していたベルリンとウィーンに加え、
さらにドイツではライプチヒの日帰り観光・オーストリアでは、
ザルツブルクでの音楽ゆかりの地の観光も
日程に入れてくださり、
私にとっては夢のような旅行プランでした。

やはり音楽に精通されている水田様だからこその
提案だったと思っています。
それから、水田様には、
出発の直前までご相談に乗っていただきました。
すごく初歩的な質問から、
具体的にお勧めのレストランのなども
詳しくアドバイスして下さいました。

そして何よりも感謝しているのが、
ベルリンフィルとウィーンフィル両方のチケットを
ご用意してくださったことです!!!
本当にまさかのまさか!のサプライズプレゼントでした。

あれだけ競争率の高いオーケストラのコンサートに
両方行ける!これには、大学の友人や先生までもが
驚いていました。また、同時期に同じ行き先に行く予定だった
大学の後輩は、どちらのチケットも取れなかったようで、
水田様には、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

では、そんな私の夢のようなプランを
振り返ってみたいと思います。


【1日目】
飛行機の欠航が相次ぐ中、香港経由でベルリンへ。
スイス空港は、機内食も大変美味しく、
長時間のフライトも苦になりませんでした。

【2日目】
15時に初めての海外!
憧れのドイツ上陸!

初日の自由観光では『英語はわからない』と、
道行く誰からも相手にしてもらえず、
電車の切符の買い方もよくわからないまま、
母と途方に暮れました。
でも、何とか当初の予定であったブランデンブルク門~
ポツダム広場~ソニーセンターを回り、
夢のベルリンフィルコンサートへ辿り着けました。

曲目はサロメ。超満員の客席に、
2時間という時間を忘れさせるほどのド迫力の演奏と、
鳴りやまない拍手・・・終わらないカーテンコール。
まさに名演でした。

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【3日目】
ガイドの長井様とライプチヒ日帰り観光です。

行き先は、楽器博物館→シューマンハウス→
メンデルスゾーンハウス。

ベルリンとは違って、のどかな感じのライプチヒ。
ガイドの長井様の丁寧な説明がなければ、
こんなには楽しめなかった至福のひとときでした。
しかも、スタンプラリーで3ヶ所目の
メンデルスゾーンハウスに着いた時に、
CDと限定の書籍を頂き感激いたしました。

帰りは言うまでもなく・・・、日本から持参したガイドブックと
沢山のパンフレットで、私の鞄はちぎれそうでした。

ベルリンに帰った後の自由観光は、
当初の計画通り、中央駅からテレビ塔~赤の市庁舎~
ベルリン大聖堂へ行きました。
ちょうどこの日から実施されたサマータイムのお蔭で、
日の入り時刻も遅く、ギリギリまで存分に楽しめました。
何とこの日の万歩計は3万歩近く…幸せな疲労感でした。

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【3日目】
お昼までガイドの長井様とベルリン観光。
バスで2階の1番前に座って各名所を回ったあと、
ベルリン大聖堂の中に・・・。
大聖堂は、ベルリンでは1番感動し、
尚且つインパクトのあった建物かもしれません。
来年の年賀状は、是非この写真にしようと思います!

このあと、ベルリンの壁で
歴史的な政治背景の跡を見て絶句。
お土産に壁の破片を買ってきました。
お昼は水田様オススメの、
リンデンブロイでドイツ料理を食べ、
私は長井様お勧めの
アップルジュースの炭酸水割りを飲み、
母は昼間からビールを片手に満足気でした。

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ここでベルリンを後にして、
一路オーストリアのザルツブルグへ・・・。

ザルツブルグに着くやいなや、
超ハイテンションのガイドの小山様にお会いしました。
送迎車の助手席上段にマイクが付いていて、
小山様による軽快な音声ガイドを聞きながら
ホテルまで移動しました。

次々に通過する名所各所を、左右前後と追っているうちに
首が360度回ったような錯覚に陥ってしまい、
あっと言う間にホテルに到着です。(完全に目が回った・・・。)

そして遅延した飛行機の為に、
ホテルに着いて猛スピード(10分位)で、
今度はモーツァルトのディナーコンサートへ向かいました。
コース料理をいただきながら、間に挟まれる小オペラ。
演奏はもちろん、歌手の演出も素敵で、
気がづいたらパパゲーノが私のすぐ後ろにいてびっくり!
23時まで楽しんで一路ホテルへ・・・。

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しかし、神は行く手を阻み・・・、
ディナーコンサートに行く前に小山様から、
呪文のように『帰りのバスは1番で』と言われていたのに、
なぜかホテルではなく駅まで行ってしまったことは・・・
次の日小山様に言えるはずもありませんでした。(笑)

【4日目】
午前中にカラヤンのお墓やミラベル庭園をはじめ、
サウンドオブミュージックのゆかりの地、
ザルツブルグの歴史や音楽祭の会場など・・・
ここには書ききれないほど沢山の名所を
余す事無く、案内して頂きました。

中でもモーツァルトの生家では、
一般の音楽家でも知らないようなモーツァルトのあれこれを
小山様に教えて頂き、驚きというか何とい・・・、
言葉がでない程、小山様の豊富な知識の呪文に
酔いしれました。

午後は自由行動で、ザルツブルグカードの威力を
120%発揮し、お昼は小山様オススメのドレミの展望台から
ザルツブルクを一面に見渡してのレストランで
お食事をしこちらからの展望は絶景でした。
ザルツブルクは、私の今回の旅行で1番好きになった
場所です。街の人も皆暖かく、お水もおいしく、英語も通じ、
何より素敵だったのは、街のあちこちで
音楽が溢れる街の雰囲気でこれがとても印象的でした。

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【5日目】
ザルツブルクからウィーンへ特急列車で移動です。
車窓からは、アルプスの少女ハイジが
スキップ♪していそうな景色を眺めていると、
途中からガラッと景色は変わりました。
ついに最終目的地、ウィーンに到着です。

ウィーンに着くと、モデルか?と思うほど
イケメンガイドの、NOSHIRO様が迎えてくださいました。
その日は自由行動だったので、
ホーフブルク王宮でウィーンの国立図書館などを拝観しました。
全てのスケールが大きすぎて、
事前に勉強してきたガイドブックからは、想像もできないような迫力の数々でした。

王宮周辺を一通り回った後は、
夜22時まで開いているハウスデアムジークへ・・・。
ここは最高に楽しめました♪
特に噂に聞いていた
「ウィーンフィルを指揮できるアトラクション」では、
興奮しすぎてまともな写真が残っていません・・・。
私たちが入館したのが夜遅くでしたので、
とても空いていたこともあり、
じっくり楽しめたのが嬉しかったです!

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【6日目】
ウィーン2日目は、ガイドの白倉様のご案内で、
世界遺産のシェーンブルン宮殿の中を
じっくり見学できました。
まさにプライベート観光!
ここでザルツブルグからのモーツァルトや
王家の歴史が脳内で繋がり、
大変興味深く拝観することができました。

そのあとはオペラ座が開いていない日ということで、
ベートーヴェンのハイリゲンシュタット遺書の家へ向かいました。
ベートーベンの生涯の引越しの数の異常さは、
ハウスデアムジークで予習済みでしたが、
ハイリゲンシュタット遺書の家は、
ベートーベンの生涯の中でも大きな意味がある家だったと思います。

午後は自由行動で、ケルントナー通りから、
シュテファン寺院~ペーター教会~
ペスト記念柱~老舗カフェハヴェルカ~
楽譜屋さん『ドブリンガー』を回りました。

特筆すべきは、シュテファン寺院内の
カタコンベツアーで見た、たくさんのペスト犠牲者の………
悲痛の叫びが聞こえてきそうな情景です。
この観光は、英語のガイドさんによるものでしたが、
私も母も英語は苦になりませんでしたので、
説明される一言一言に本当に大きなショックを受けました。

夜はウィーン最古のレストラン『グリーンヒェンバイスル』で
食事です。ガイドブックに載っていた
モーツァルトやベートーヴェンのサインなど部屋一面の
サインがある部屋に興味があったのですが、まさか!
自分たちが、この部屋を予約して頂いたことは
全然知りませんでしたので、本当に感激してしまいました…。
ボーイさんが杖でサインの説明までしてくれて、
まるで夢のような空間でした。

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【7日目】
朝は白倉様と共に、
中央墓地でたくさんの有名な音楽家のお墓を見た後、
午前中は、ハイドンの家~シュトラウスの家を見学しました。

中でもトランペットを専攻していた私にとって、
ハイドンは外せない作曲家で特に印象的でした。
お昼は白倉さんオススメの
ウィーンで1番ウィンナーシュニッツェルが美味しいお店に
連れていって頂き、本場のウィンナーシュニッツェルを
堪能しました。お皿からはみ出すシュニッツェルは絶品でした。

そのあとはオペラ座の劇場見学です。
日本語の上手な劇場ガイドさんと巡るオペラ座は、
広いだけではなく、劇場そのものが芸術品でした。

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そのあとはシューベルトの生家を見学し、
,いよいよ今回の旅行を締めくくる
『ウィーンフィルコンサート』へ・・・。

なんと今回私たちが用意して頂いたのは、
1階の11列目の真ん中…。もう本当に最高の席でした!
あの競争率が高いことで有名なコンサートで、
こんなに素敵な席を用意して頂けたのは、
水田様の尽力の賜物です!本当に感謝しています。
ここで聴くアルペンシンフォニーは、
今まで聴いたことない迫力で、
私は途中から涙が止まりませんでした。

このようにして、本当にあっという間に
帰国の時となりましたが、
初めての海外旅行である私の卒業旅行が、
こんなに素敵なものになったのは、
ウェブトラベルの水田様のお蔭に他なりません。
心から感謝いたします!本当にありがとうございました。

そして各地でお世話になった素敵なガイドの皆様にも、
心から感謝いたします。
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水田 壮彦 wrote:

ご利用ありがとうございました。
東日本大震災のあおりを受けて、
ご出発便が変更になり、
当初予定に比べて現地滞在が
短くなったにも関わらず、
卒業旅行を満喫していただいて
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

N様の今後のますますのご活躍、
心からお祈りしています。
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