2026年5月に開催される第70回「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の開催地が、オーストリアの首都ウィーンに決定しました。ユーロビジョン・ソング・コンテストとは、欧州各国を中心に多くの国が代表アーティストと楽曲を出場させ、歌唱力や表現力を競い、世界で最も歴史ある国際音楽コンテストの一つです。毎年開催され、欧州放送連合（EBU）加盟局が主催・放送を担当し、世界中で高い視聴率と注目を集めています。
コンテスト決勝は5月16日（土）、準決勝は12日（火）と14日（木）に、国内最大の屋内会場ウィーン・シュタットハレで行われます。 開催都市の選定は、インフラや受け入れ体制、交通の利便性などを基準に審査された結果、ウィーンが代表団や世界中のファンを迎える舞台として選ばれました。ユーロビジョン・ビレッジは市庁舎前広場に設けられ、5月10日（日）の開会式とターコイズカーペットイベントで幕を開けます。期間中は深夜まで無料で音楽やパフォーマンスを楽しむ事が出来て、最終日の17日には「Thank You Vienna」と題したクロージングイベントも予定されています。
今回の開催は、2025年大会でオーストリア代表のヨハネス・ピーチ（JJ）が『Wasted Love』で優勝したことを受けたもので、同国としては2014年のコンチータ・ヴルスト以来11年ぶり、通算3回目の開催となります。中心部に位置するラートハウスプラッツは交通アクセスも良く、記念すべき第70回大会にふさわしい舞台となる事でしょう。
