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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 和智 佳代子
【2010年6月18日[Fri] ご出発】 海外

M様ご夫婦/ゴールデンパスライン・グリンデルワルト&フィレンツェ・ローマ ヨーロッパ2カ国10日間

ウェブトラベル 和智様

今日からトップスピードで仕事です。
嫁さんも、明日から雨が降るらしいので、洗濯に必死です。

無事に帰ってきましたよ。色々とありがとうございました。
細々としたトラブルはあったものの、おおむね順調に全行程+αを満喫しました。
初めての個人旅行は、気疲れした面もありますが、
思い返せば良い面のほうが多かったと思います。
必要な資料や情報をすべて事前に準備していただいたおかげで、
移動はまったく問題なかったですし、自分たちでアレンジもできました。
わっちーに感謝です。
(すみません。我々、勝手にわっちーって呼んでました)
以下、出来事の総括です。私の日記がてら振り返ります。

1日目
とにかく遠かった。
自分で選択したとはいえ、ドバイでのトランジット(4時間待機)もキツかったです。
ドバイ空港に無料シャワーがあり、早速使っちゃいました。
本当はチップが必要だったのかな?
ドバイのお金も持っていなかったので、そそくさ出てきてしまいました。

2日目
チューリッヒは雨でした。
前日からの移動の疲れに雨が追い打ちをかけました。しかも寒い。
もうホテルにこもってしまおうかと思ったところ、突然の晴れ間。
息を吹き返し、市内を観光しちゃいました。
嫁が初買い物(絵はがき)。おつりを0.5フランぼられました。

3日目
この日が、この旅最大の難関でした。
チューリッヒはまたまた雨。あきらめてそのままルツェルンへ移動です。
その前に、嫁がチューリッヒ二度目の買い物(専門店でチョコレート)で、
またまたおつりを0.5フランぼられました。
なんだか複雑な気持ちでルツェルン到着。やはり雨。傘を差しながらの観光です。
それでもきれいな街で気持ちも晴れ、天気まで晴れました。
ライオン像がなかなかの迫力でした。
嫁、買い物(絵はがき)に初成功!(おつりはその場でチェックする習慣が身に付く)

その後、この旅の見せ場の1つ、ゴールデンパスラインに乗車!
落ち着いて、ゆっくり車窓を楽しもう!
と思ったら、あれれ?中国人の団体でほぼ一両貸切状態。
周囲はお構いなしの、やんややんやの大宴会!
中国人と大阪のおばちゃん、どっちがパワフル??
答えは出ないまま、インターラーケンに着きました。
予定通りの出発時刻、行き先を確認して電車を乗り換えました。順調に登山。
すると突然電車がスイッチバック。やっぱり標高が高いんだね・・・と納得。
しかし、あれ?明らかにさっき見た光景を逆走。川の流れとともに下ってる。
どうやら折り返している模様。慌てて飛び降り、電車を乗り換えてグリンデルワルトに到着。
色々と大変な一日となりました。

4日目
街は曇り空。でも予定通りにクライネシャイデックへ。そこは濃霧。
あきらめ半分でユングフラウヨッホへ。
途中の下車ポイントは、一つ目は濃霧でしたが、二つ目でついに雲の上に出ました。
ヨッホはもちろん快晴で、見たことのない絶景を堪能することができました。
興奮しすぎて、酸欠で頭ふらふらになりました。
そのため正しい判断ができず、8.5フランのカップラーメンを食べながら、満面の笑み。
今思えば750円かぁ・・・。

ユングフラウヨッホ グリンデルワルト

5日目
少しずつ晴れ間が見えてきました。このままここを去るのはあまりにも悲しい。
この先、インターラーケンで2時間の余裕があることと、
「指定列車にさえ乗れば、途中は自由です」というわっちーのメールを思い出し、
早起きして再度クライネシャイデックへの弾丸ツアーを決行することに。
しかし、駅で天候(現地カメラ)を確認させてもらったら、そこは真っ暗。
さらに計画を変更してフィルストに向かうことにしました。
フィルストの山頂も濃霧だったので途中駅まで向かいました。
ここで待望のグリンデルワルトの光景(青、白、緑のコントラスト)を満喫です。
個人旅行で良かったと感じた出来事でした。
その後、フィレンツェまでの移動も順調。途中のシュピーツもきれいな街でしたね。

6日目フィレンツェ
フィレンツェは最高の天気でした。
アドバイス通り、早朝からドゥオモに上り、街を散策。
おかげさまで時間の余裕もあり、
ドゥオモの隣の鐘楼にも上っちゃいました。
1日でしたが、要所はすべて押さえました。
今度来る機会があれば、芸術鑑賞をゆっくりしたいですね。

夕方にはローマへ移動。
ユーロスターの私の予約席(窓側)に、やんちゃ風の金髪娘。
「席を替わってくれ」ってプリーズを付けて言ったら、
「どっちに座ってもいいはずだけど、替わって欲しけりゃ替わってやるわよ」風なことを
イタリア語で言い放ち、嫌々通路側に移動。
ジャパン魂を見せるため、毅然として、移ってもらいました。
この日はローマに着いて、ついに韓国料理屋に行きました。もうパンとチーズは限界でした。

7日目
ローマも最高の天気でした。ローマパスを購入し、街を散策です。
しかし、ほぼ徒歩での観光となりました。
コロッセオまでは地下鉄。あとはすべて徒歩で散策し、
最後はスペイン広場から再度地下鉄に乗って帰りました。
ローマもヴァチカンを含め主要箇所はしっかり押さえました。
ローマパスは過剰投資でしたが、コロッセオに無料かつ優先で入れたので良しとします。
こちらも再度来る機会があれば、芸術鑑賞をゆっくりしたいですね。

8日目
カプリ島。この日はツアーに参加して、のんびり観光。
天候にも恵まれ、しっかり青の洞窟に入ってきました。ラストディナー
現地ガイドの誘導、ボート確保も完璧で、
混んでいたにもかかわらず、
それほどの待ち時間もなく洞窟に入れました。
洞窟内での撮影はとても難しく、何度も撮り直し、
気づいたときにはタイムアウト。
もっと肉眼に焼き付けておくべきでした。
ランチのレストランもおしゃれで、いかにも南イタリアという感じでした。

ローマに戻り、最後のディナーはガイドさんに教わったお店で
30cm級のピッツァを食べました。
こんなに大きいのに1人1枚いけるんです。絶品でした。

9日目
午前中は予定通り買い物です。
出発時刻になると、イタリアのイケメン男がベンツでホテルに迎えにやってきました。
ドアを開けてくれたと嫁感激。私も負けじと、すれ違うイタリア娘に、あの子可愛い発言。
緊迫したムードが漂いました・・・。

こんな感じで無事帰国です。やはり、ドバイ経由はきつかった。
いつかはビジネスクラスで・・・と心に誓うのでありました。

以上、旅の報告です。
色々とお世話になりました。嫁も感謝でいっぱいです。
ツアーの気楽さのメリットは捨てきれないものの、個人旅行への不安も払拭されました。
旅の内容に合わせて選択していきたいですね。

また機会があれば、お世話になりたいと思っています。
それでは、また。

和智 佳代子 wrote:

M 様
このたびは弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
スイスのお天気が良くなかったのが残念ですが、
充実した毎日をお過ごしいただけたようで私も安心いたしました。
お送り下さった旅日記、カップラーメンのくだりは何度読んでも笑ってしまいます。
一緒に旅をさせていただいている気分で嬉しく拝読いたしました。

ゴールデンパスライン全線のうち、
今回お乗りいただいたのは東ルート(ルツェルン~インターラーケン)ですが、
世界各国から来る団体ツアーはたいてい
西ルート(インターラーケン~ツヴァイジンメン~モントルー)を取るため、
ふだん東ルートは西ルートほどには混みません。
団体客を避けてのんびり列車の旅を楽しむのにはもってこいなので、
個人旅行的には穴場だったのですが・・・、落ち着かなかったですよね。
車窓から見える風景だけでも満喫していただけたのなら幸いです。

クライネシャイデックの濃霧は無念ですが(アイガーは見えませんでしたか・・・)、
ユングフラウヨッホでは絶景をご覧いただけたとのこと、
見事なお写真もありがとうございます。
翌日にはフィルスト方面にも行かれたそうで、
その日の気分で計画変更できるのが個人旅行の醍醐味ですよね。
登山鉄道だけでなくゴンドラリフトも体験していただけて良かったです。

フィレンツェとローマではしっかり観光されたご様子、
それにしても1日でドゥオモとジョットの鐘楼の両方に上られたのには驚きました。
ドゥオモで463段、鐘楼で414段あるのですが・・・。
続けざまに上られたわけではないとは思いますが、膝がガクガクしませんでしたか?
青の洞窟もスムーズにご入場いただけて何よりです!

個人旅行初挑戦ということで身構える部分もあったかと思いますが、
お二人で力を合わせて、めいっぱい楽しんでいただけたことは
私にとっても大きな喜びです。
このたびは本当にありがとうございました。
これからも「わっちー」と呼んでいただきたいので、
またご旅行される機会がございましたら、ぜひお声がけ下さいね!
楽しみにお待ちしております。
今後とも弊社をどうぞよろしくお願いいたします。

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~M 様の旅のルート~

今回 M 様のご希望は、
スイスではグリンデルワルトに滞在してアイガー北壁を見に行きたい、
イタリアではローマとカプリ島(青の洞窟)の観光を楽しみたい、
というものでした。
日程の都合と M 様ご自身のご興味もあって、
エミレーツ航空を利用した夜発の10日間(7泊10日)が前提になりましたが、
少しでいいからフィレンツェにも立ち寄れないかな、というご希望を頂戴しましたので、
次のようなルートでご提案させていただきました。

1. 関空→ 機中泊
2. →(乗継)→チューリッヒ チューリッヒ泊
3. 午前チューリッヒ→ルツェルン ルツェルン滞在
   午後ゴールデンパスライン(東ルート)でインターラーケンへ
   インターラーケン→グリンデルワルト グリンデルワルト泊
4. 終日クライネシャイデック&ユングフラウヨッホへ グリンデルワルト泊
5. グリンデルワルト→フィレンツェ フィレンツェ泊
6. 夕方までフィレンツェ滞在 夕方フィレンツェ→ローマ ローマ泊
7. 終日ローマ滞在 ローマ泊
8. カプリ島1日観光 ローマ泊
9. 午前ローマ滞在 ローマ→(乗継)→ 機中泊
10.→関空

チューリッヒ1泊→グリンデルワルト2泊→フィレンツェ1泊→ローマ3泊です。

スイス三大特急の1つゴールデンパスラインは、
ルツェルン~インターラーケン~ツヴァイジンメン~モントルー
というのが本来の全線で、
3つの鉄道路線が組み合わさった景勝ルートになっています。
険しい渓谷や大迫力の氷河はありませんが、
緑いっぱいの山や牧草地、エメラルドグリーンの湖など、
のどかで牧歌的なスイスの風景を楽しめる人気路線です。
今回 M 様には東ルート(ルツェルン~インターラーケン)をご用意しました。
発着点であるルツェルンは中世の面影を残した美しい湖畔の町ですので、
列車に乗る前に数時間でも立ち寄られるのがおすすめです。

グリンデルワルトは、アルプス三大名峰の1つユングフラウの観光拠点となる村です。
ユングフラウヨッホというのは世界最高地点にある駅のことで、
展望台に上ればヨーロッパ最長のアレッチ氷河など一面の大パノラマを満喫できます。
グリンデルワルトからユングフラウヨッホまでは
クライネシャイデックで列車を乗り換えてアクセスしますが、
実はこのクライネシャイデックがアイガー北壁の麓なのです。
ほとんどのお客様は乗り換え駅として通過してしまいますが、
クライネシャイデックではアイガーの岩肌を間近に見ることができるので、
お二人の旅のコンセプトには最適だと思い、途中下車をご提案しました。
(残念ながら濃霧でご覧いただけなかったのですが・・・)

イタリアのカプリ島(青の洞窟)については、ナポリから高速船で向かいます。
夏の間はローマとナポリの両方から1日ツアーが出ているので、
これにご参加されるのが最も楽な方法です。
ローマ発着の場合はツアーバスでナポリまで走り、
ナポリから高速船でカプリ島に到着した後は
モーターボートに乗って洞窟の前まで行き、
そこでさらに小船に乗り換えて洞窟の中へと入ります。

今回の都市間移動はすべて列車でしたので、スイス側では
乗車券をそのつど購入するよりお得な鉄道パス(スイスパス)をお使いいただきました。
スイスパスの通用期間中は、スイス全土の国鉄とほとんどの私鉄、
ポストバス・湖船などが乗り降り自由*になり、
また、山岳鉄道やケーブルカー、ゴンドラリフトといった適用対象外の乗り物についても、
パスを提示すれば、そのほとんどで割引が受けられます。
(*ゴールデンパスラインは座席指定券が別途必要です)
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