【出雲大社】
神々が集い、古代より人々から仰ぎ尊ばれてきた出雲大社。『古事記』にその創建の由縁が記されているほどの古社で、大国主大神様をおまつりする御社。現在の本殿の高さは約24mですが、太古の高さは現在の4倍、本殿後ろにある約100mの八雲山ほどの高さがあったといわれています。
隣接する島根県立古代出雲歴史博物館では、1984年に荒神谷遺跡から出土した358もの銅剣や、2000年に境内遺跡から発掘された巨大柱も見ることができます。

【日御碕神社】
島根半島の西端に位置する日御碕神社。朱の楼門が鮮やかに映え、荘厳な雰囲気が漂います。楼門の正面には下の宮「日沉宮（ひしずみのみや）」があり、天照大御神が祀られています。この日沉宮は、伊勢神宮が「日の本の昼を護る」のに対し、「日の本の夜を護る」との神勅により祀ったのが始まりといわれています。

【稲佐の浜】
出雲大社の西方1kmにある海岸で、国譲り、国引きの神話で知られる浜。旧暦10月10日に全国の八百万の神々をお迎えする神迎神事の浜でもあります。稲佐の浜で搔き採った砂をもって出雲大社に向かい、「素鵞社（そがのやしろ）」の床縁下に置き供えるとともに、従来からある御砂をいただいて御守としたり屋敷の土地に撒き清めて神様のご加護をいただく、という信仰が古くからあります。