【松江城】
宍道湖畔の標高29mの亀田山に築かれています。天守は全国に現存する12天守の一つで、5層6階。天守の南に地下1階を持つ平屋の附櫓が付属しています。入母屋破風の屋根が羽を広げたように見えることから、別名「千鳥城」とも呼ばれています。天守を覆う黒塗りの下見板張りは重厚感たっぷり。正面の白壁とのコントラストは見ごたえ抜群です。天守の最上階からは松江市内と宍道湖を一望できる絶景を堪能することができます。天守は国宝に指定されています。

【月山富田城】
山陰地方に君臨した戦国大名、尼子氏の居城。戦国時代屈指の難攻不落の要塞と言われていました。毛利家によって滅ぼされた尼子家再興のために「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話で有名な山中鹿介の銅像や供養塔、随所に残る石垣や石畳の古道が往時の面影を伝えています。城跡は国指定史跡に指定されています。

【備中松山城】
標高430ｍの臥牛山頂上付近に建つ、備中松山城。天守は全国で現存する12天守の一つであり、山城では現存する唯一の天守。国指定重要文化財に指定されています。雲海に浮かぶ「天空の城」としても知られています。城下町として栄えた由緒あるエリアには古刹や武家屋敷など多くの史跡が残っていて、歴史と文化の香りが漂っています。

【津山市 城東町並保存地区】
城下町・津山の東側、旧出雲街道沿いに面して長さ1.2㎞に及ぶ歴史情緒溢れる町並み。かつては茶屋、豆腐屋、紺屋、塩屋などの商人や鍛冶、大工、左官などの職人の家が並ぶ町人町でした。なまこ壁や袖壁（そでかべ）、虫籠窓（むしこまど）など、当時の面影を今に伝える建物が並んでいます。城下町津山の歴史を垣間見ることができる「城東むかし町家」は元禄時代に建てられた町家。「ポート アート＆デザイン津山」は大正時代に建てられたかつて銀行だった建物を活用した芸術・文化の発信拠点です。
国指定重要伝統的建造物保存地区