【日光】
1999年にユネスコ世界文化遺産に登録された日光エリア。江戸時代の大将軍、徳川家康を祀っている社寺としてその見事な建造物が有名ですが、実は1200年以上も前に山岳信仰の聖地として開かれたパワースポットでもあります。
徳川の栄華を誇った壮大な権現造（ごんげんづくり）の建築物と、辺り一帯に漂う澄んだ空気を感じれば、ここがいかに特別な地であるかが体感できるはずです。

【湯西川】
有名な鬼怒川温泉を通り過ぎ、鉄道駅からさらに30分山奥に車を走らせると、そこは800年前の壇ノ浦の戦いで源氏に敗れ、ここまではるばる1200kmを逃げ延びてきた平家の落武者たちが、身を隠しながら集落を作ったとされる湯西川エリア。
前日の豪華絢爛な日光とは実に対照的な、山々に囲まれた静かなたたずまいを見せてくれます。『平家物語』にも出てくる「盛者必衰の理（ことわり）」の世をしのびながら、夜はゆっくり名湯をお楽しみください。