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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 籔下 美紀
【2006年12月30日[Sat] ご出発】

A.M様/パース10日間

藪下様

帰国から3日たちましたが、
日焼けでむけた額の皮が、デスクにポロポロ落ちてきて、
それを掃っていると、ロッキンハムの日差しと海風を思い出し、
仕事の手が止まってしまいます。

詳細を報告しますね。

12月31日
真冬の仙台からパースへ到着。
暑いっ!、でも話に聞いていたとおり
湿度が低くて、過しやすそうと感じました。
迎えに来てくれた車に乗ってパース市内のホテルへ。

市内のアーケードのカフェで昼食を食べて、しばし市内散策。
夕食の材料をスーパーで買って、無料のCATバスでホテルに戻りました。
この日は簡単に夕食を済ませて、早めにベッドに潜りこみました。
ところが・・・、今日は大晦日!
夜中に、ものすごい轟音で目をさますと、
カウントダウンの花火の打ち上げ!!
外へ見に行く元気はなかったのですが、
隣のビルの窓ガラスに反射して見える大花火大会をしばらく妻と眺めていました。

1月1日
元旦は、CATバスが運行しておらず、歩いてレンタカー屋へ。
一週間の愛車となるのは白いカムリ。
恐る恐るスタートでしたが、標識や信号は分かりやすく、
慣れるのに時間はかかりませんでした。(ラウンドアバウト以外は・・・)

この日は、バンバリーまでのドライブでしたが、
6日のシーカヤックの集合場所の下見の為に、
ロッキンハムに寄って行くことにしました。
ロッキンハムの海の綺麗さには感動しました!
都会から1時間足らずの距離に、こんな美しい場所があるなんて・・・。

昼食を食べて、再び南下。
1車線ずつの交互通行のくせに、制限速度が110km/hとは・・・。ちょっと怖い。

バンバリーに着いて、Best Westernにチェックイン。
夕食は、街に出てChinese Cityという店で外食。
妻が一番イキイキする時。料理もおいしかった。

1月2日
この日はいよいよメインイベント第1弾のドルフィン!!
昨日からどんより曇って雨がぱらついて、気温も低い。
Dolphine Discovery Centerに行ってビーチに出ても長袖のトレーナーが必要。
こんな天気でイルカは来るのか?と思って、
15分ほど待ったら、『Dolphine is coming!』の声。
本当に来た!
ボランティアのガイドの指示で、1列に並んで海に入ると、
2匹のイルカがすぐ側まで来て、泳ぎ回る。
背中に背負った娘も、『イルカ!』と言って眺めている。
かわいい、というより、なんと言うか
満ち足りた気持ちにさせてくれる動物だな、と感じました。
イルカが行ってしまった後も、興奮の余韻でしばらくビーチで過してから、出発。

再び南下してマーガレットリバーへ。
16:00頃Redgate Farmstayにチェックイン。
広さ、ロケーション、設備共に素晴らしいコテージでした!
子供たちは大はしゃぎで、2泊だけではもったいないぞっ。

1月3日
乗馬 家族の集合写真この日は、メインイベント第2弾の乗馬!
まず娘が、乗れるかどうか試す事にしました。
始めにポニーをイイコイイコと撫でさせてから、娘を抱えてポニーの背中に。
少し怖がり声を上げましたが、Edyさん(ここのご主人らしい)が、赤ん坊をあやすように抱えて手を握りながら、ゆっくりとポニーを歩かせると、何とか落ち着いてきました。
これならいける!と、息子、私、妻と次々に馬に乗り、4人+2人(Edyさんと15歳くらいの娘さん?)でブッシュに向かって出発。
娘は付きっきりのEdyさんのおかげで、時折笑顔を見せて楽しんでる様子。
妻と娘は30分、私と息子は1時間、時々小走りしながら、ブッシュの散策を楽しみました。
娘が乗る事が出来て本当に良かったです。
Edyさんに感謝!ちなみに料金は、4人でA$150でした。


Redgateに戻って16:00から、乳搾り。
隣の敷地で、車で5分と聞いたのですが、
州道を90km/hでぶっ飛ばしての5分間で、ものすごい広大さを実感しました。
牛の乳から直接ミルクを飲む等して楽しみました。
観光牧場でないところが良かったです。

夜はコテージのベランダでバーベキュー。
牛肉800gを4人でたいらげました。

1月4日
Redgate Farmstayともこの日でお別れ。
息子は、ここに放し飼いにされているMozartと言う名の
ゴールデンレトリバーが気に入って、追いかけ回して遊んでいたのですが、
チェックアウトの後、野ウサギの死体の肉を食べているのを見て、少しショックだったようです。
これも日本では経験できない事ですね。

パースへ戻り、Ascot Quay's Apartment Hotelにチェックイン。
ここも素晴らしいところでした。
ただ、フロントの女性が事務的でニコリともしないので、
やっぱり田舎の人はよかったな~、と思ってしまいました。
部屋はリバーサイドではなく、半分道路側だったのですが、
それを差し引いても、満足出来る施設でした。
自転車を借りて、スワン川沿いを、息子と2人で走った気持ち良さは一生忘れないと思います。

1月5日
カヴァーシャムワイルドパークへ行って、コアラに触って、ラクダに乗ってきました。
チョコレート工場へ行って、試食してお土産を買いました。
やっと『普通の観光』をした気分でした。

1月6日
シーカヤック最後のメインイベント、シーカヤックの日です。
9:20にロッキンハム到着。
20人くらいのツアーで、日本人は他にいませんでした。
ガイドのTomさんに挨拶して、みんなで船をビーチまで降ろし、皆で海の神に祈りを捧げ(?)、さあ出発。
私+娘、妻+息子のペアでカヤックに乗り込みます。
みんなスイスイ漕いで行きますが、我が家は全員未経験者。
どんどん差がついてしまいます。
seal島へ向かう途中で、イルカの親子が泳いでいるのに出会いました。
頭上にはペリカンが飛んでいきます。
すぐ後ろでアザラシのブフォーという息が聞こえます。
最高の気分でした。
・・・・・でも差は開くばかりです。ガイドさん、ゴメンナサイ。

一番最後にペンギン島に上陸。
ペンギンの餌付けを見て、島を半周探検して、
14:00過ぎにまた漕ぎ始めて、出発した場所に戻りました。
本当に気持ちのいいツアーでした。

夜は、パース市内のノースブリッジへ行き、
藪下さんに紹介してもらった、ドラゴンシーフードレストランで
食事しました。おいしかったです。妻も大満足。

1月7日
ついに最終日。
Ascot Quay'sをチェックアウトして、フリーマントルに向かいました。
途中、なんとパスポートをフロントのセーフティボックスに
預けたままなのに気づき、慌てて戻る。
気を取り直して、再出発したと思ったら、
今度は、スピード違反でPoliceに止められる。
何を言っているのか分からないので、
『I don't understand』と言って国際免許を見せたら、
面倒くさくなったのか、『気をつけて行け』と言って(たぶん)
放免してくれました。

フリーマントルでE shed Marketに行き、土産物を買ってキングスパークへ。
ここは時間つぶしのつもりで来たのですが、
丘の上から見るパースの眺めを見て、来て良かったな~と思いました。

18:30頃ノースブリッジへ行って
最後の食事(またもや中華!)を食べたあと、
夕日に映えるスワン川に別れを告げながら、空港へ向かいました。

ほぼ定刻通り、QF79便は離陸し、
8日間過したオーストラリアを離れました。
娘は離陸前に、息子は夜食前に眠ってしまいました。
目覚めたらもう日本だよ。。。

こうして私たちのオーストラリア旅行は終わりました。

家族での海外旅行は、息子が生まれた時からの願いでした。
資金を少しずつ貯めて、機会を待っていました。
行き先候補も、二転三転したのですが、
色んな事情で、今度の冬休みがラストチャンスと思い、
夏のオーストラリアにしよう、ということになりました。

今は、終わってしまった、という寂しさと、
長年抱えていた大きなイベントを成し遂げた安堵感と、両方の気持ちです。

また今回の旅行は、
子供たちの、将来の選択肢を増やす手助けになれば、
という気持ちと、
親離れ、子離れのひとつの機会になれば、
という考えも持っていました。
その成果があったかどうかは、
10年後、20年後に振り返りたいと思います。

半年近い準備期間の間、私のわがままな要望や質問に対して、
ひとつひとつ丁寧に対応していただき、
藪下さんには、本当に感謝しています。
知人友人にも、旅行の計画があったら、店舗型の旅行代理店でなく、
ウェブトラベルさんがいいよ、と勧めるつもりです。

長くなってしまいました。
本当に有難うございました。それでは、また。  

籔下 美紀 wrote:

予定のイベント全て上手くいき、私もほっとしました。本当に楽しまれたご様子で大変嬉しいです。お父様には色々頑張っていただき、ありがとうございます。お子様方も何か感じて頂けたでしょうか?また写真でも見てこの旅を思い出してくださいね。
嬉しいお便り本当にありがとうございました!
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