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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 中島 美弥子
【2008年8月6日[Wed] ご出発】 海外

鈴木様/北イタリア旅行9日間

中島美弥子様

鈴木です。
14日に,定刻より30分ほど早く成田に着きました。だいたい帰る時は
偏西風の影響なのでしょうか,早くつくことが多いように思います。

いつものことながら,中島さんには大変お世話になりました。
イタリアについては,あまり基礎知識がない中で(ウフィッツィ美術館のことも
「最後の晩餐」がミラノにあるということも実は知らなかったのです)
いろいろ発見のあるコースを設定していただけました。 感謝しています。

帰りは,座席がたまたま前に座席のないところだったので,足を延ばせて快適でした。

ドイツやアイルランドから帰ったときは,その温度・湿度の差にぐったりとしたのですが,
さすがに今回はそれほどでもありません。イタリアは気温は日本と同じくらい,
湿度は日本より多少低目といった感じでしょうか。
あとでわかったことですが,フィレンツェは盆地なのですね。
あの暑さはそのせいもあったかと納得しました。

フィレンツェの到着時は電話でも話しましたが,さすがに参りました。
成田からの便が午後だったので,朝は楽だな,なんて気楽に考えてたんですが,
そのあおりは到着時刻となって表れるのですね。

地図の重要性を再認識しました。
現地で調達と決め込んでいた態度を今度は改めたいと思います。
『地球の歩き方』は,悪くはないんですが,行動するための基本情報が弱いと
前から思っていました。
海外を旅行する際に細かいけど重要なことは,自分なりには,以下の点にあると
思っています。

・宿泊するホテル(特に初泊)の場所を事前にしっかりと確認しておくこと。
・街中の交通機関(トラムやバスは難しいので,せめて地下鉄)の乗り方,
 お徳チケットはうまく利用すること(ミラノでは2日チケットが威力を発揮しました)
・最後の飛行場までのアクセスについて,バスなどの出発場所,所要時間をしっかり
 と事前に確認しておくこと(ミラノはこの点わかりやすく,時間も余裕があったので
 楽でした(昨年はホテルから早朝タクシーを予約して行きました。
 フライトの 関係でしょうがなかったのですが)

これらについて,『地球の歩き方』は弱いのです。お店の紹介ばっかりなんですよね。
ミシュランの英語版を買っていこうか迷い,結局買わずに行ったのですが,この点は
後悔しています。
イタリアの街々は,住宅地図のレベルの地図がないと迷わずに歩けないですね。
結局ミラノもさんざん迷いました。

帰りに塩野七生の『ルネッサンスとは何であったか』を読みながら帰ったのですが,
これは行く道すがらに読んでおくべきだと思いました。せめてあそこに書いてあるくらいの
ことを予備知識としてもっていれば,ヴェネツィアを含めて,それぞれの街もより味わい深い
ものになったのにと思います。

一番圧倒されたのはミラノのドゥオーモでしたね。
上まで上りましたが(階段の上がり口で,こちらが日本人とわかったのか,「がんばります!」
(「がんばって!」が正しいんですけどね)と日本語で励ましてくれました。
その大きさと,細部までの芸術性,といったものに圧倒されました。
ドームの内部もすばらしかったです。どうやったらあんなものができるんだろう,って。

滞在中 ともかく暑かったですね。
水は一日2リットルくらい(加えてビールも1リットルくらい)飲んでいたと思います。
乾燥しているせいもあったのでしょうか。普通にしているののどがカラカラになって
くるんですよね。よくもまあ,あれだけのめるもんだと思いました。
日本の暑いときでもさすがにそうした経験はありませんでした。
それでも電話をいただいた翌日のミラノは曇りがちだったこともあり,それまでよりは
過ごしやすかったですね。

予定外のことで言えば・・・
当初考えていなかったのですが,サッカー好きの私としては,ミラノに行ってから,
ACミラン,インテルミラノのホームであるサンシーロロットという地下鉄駅で降りて
20分くらい歩くとつきます)にいけそうだ,ということがわかり,地図もなかったのですが,
地下鉄の降りる駅はわかったので,何とかなるかと思っていってみました。
で,いけたのです(他にもそれを目的としてるような感じの人が歩いているのでそれに
ついていったのです)。
スタジアムではツアーもやっていて,グラウンドのなかにも入ることができ,
博物館も見学できたなど,これは感激モノでした。

ホテルはどれもまあまあといったところでしょうか。それでもミラノは四つ星で,
バスタブがあったのは,最後でもあったので,うれしかったです。
また,ボローニャ,ミラノではインターネットが使えたのも助かりました。
何本かの重要な仕事メールを処理することが出来ました
(ボローニャは24時間2ユーロで無線LAN,ミラノはADSLで使いたい放題でした。
ミラノのホテルは,ミニバーも無料という気前の良さで,窓の外から聞こえるトラムの音
を除けば快適でした。ベッドはダブルを2つならべたようなでっかいものでした。
駅からも迷わずに行け,地下鉄駅も近かったので,移動するにも便利なところでした。

朝食は不思議とどこも似たようなものでした。

アリタリア航空についてはいささか。
行きは,空調が故障していたらしく,かつてなかったことです
が,ブランケットをかけないと)耐えられませんでした。
また読書灯がたまに消えてしまうのも(復旧はするのですが)困りました。

帰りも読書灯がつかないところがたまたま座席となってしまい,
使えないと困るということで変えてもらいました。
総じて,これまで利用した航空会社としては,いまひとつだな,と
いうのが正直なところです。

どちらも機器類の点検不備ということだと思うのですが,読書灯程度だからいいような
ものの,致命傷になるようなところだと,JALの二の舞になる,と思いました。

やはり全日空かルフトハンザあたりがいいです。オーストリア航空も悪くないでしょうか。

写真はとりあえず,数枚をお送りします。
1:(ご存知かと思います)ミラノのドゥオーモ正面


2:サンシーロのホーム側観客席


3:ボローニャの塔の上で撮ってもらった私の写真です。


たまたま日本から来て,1ヶ月かけてイタリアを南北に往復しているという若者にとって
もらいました。中島さんに自分の姿をお見せするのは初めてではなかったかと。

最近はみやげ物を買うときは,地元のスーパーマーケットでということが多いのですが,
そこに寿司(もちろんイタリアン・バージョンですが)があったときには思わず手が出て
しまいました。
が,海外旅行をしたときは,原則として,その土地のものを食べるということを自分に
課しているので,それは買いませんでした。
訪れた街々のスーパーマーケットは,その国の生活文化を垣間見るよい覗き窓だと
思っています。
生鮮食料品がアメリカに比べると豊富なイタリアは,まだまだ健全な国だと思いました。

ホテルはドイツに比べるとやはり,という感はありますね。
オフシーズンだったからだと思うのですが,冬にスイスに行った際に紹介してもらった,
バーゼルのRadison(でしたか)は本当に快適でした。
朝食もすばらしかったですし。
日本では,季節による料金変動というのがあまり激しくないと思うので,
ああしたホテルに泊まるにはオフシーズンとかを利用したほうがいいのかなと思いました。

ともかく,まだまだヨーロッパには行ってみたいところがいくつもいくつもあります。
帰りに読んだ本の影響で,ローマはぜひ近いうちに行ってみたいと思いました。
冬のローマとかって(それにナポリあたりをかませる),ツアーはどうでしょう?
いければ,今年は自分にとって“イタリア年”ということになります。
同時に,イタリアについて,もっと勉強しておきたいですね。

またの機会にも是非宜しくお願い致します。
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