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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 遠藤 英子
【2011年1月17日[Mon] ご出発】 海外

藤森 由起子様/仲良し母娘のローマの休日7日間

遠藤さん、こんばんは。

桜が散った後は、梨の白い可憐な花と、花水木のピンクや白の花々が
目を楽しませてくれています。
私の住んでいる所は梨の産地で、市内の至る所に梨畑があり、お盆を過ぎる頃から
私たちの口を楽しませてくれます。

早いもので、遠藤さんにお世話になって、娘とローマへ旅行してからもう3ヶ月が過ぎてしまいました。
たいへん遅くなりましたが、その報告をさせていただきたいと思います。

先ずは、遠藤さんのおかげで、今回も思い出深い、楽しい旅行ができましたことを
心からお礼申し上げます。

5泊7日というのは、行き先がヨーロッパとしては短いけれど、ローマのみの滞在だったので
行きたい所を網羅した、充実した旅行になりました。

アリタリア航空を利用したのは初めてで、機内食も美味しく快適な空の旅でした。

驚いたのはオレンジジュースが赤い色をしていたことです。
赤いオレンジがあるのですね。

遠藤さんが事前に用意してくださった「ローマ・パス」のおかげで、
コロッセオなどの入場や、地下鉄乗車がスムーズでした。

バスに乗る機会が無かったのが残念でしたが、再びローマに行く機会があったら
バスにも挑戦したいと思います。

私たちが泊まった「ホテル・ラファエル」は、部屋、立地、サービス、ホテル・ラファエル
食事など、全てに満足できるホテルでした。

ナヴォーナ広場のすぐ脇にあるので、どこへ行くのにも徒歩圏内で、
とても便利でした。
ホテルの正面は、全てツタのようなつるで覆われていました。
春から秋にはホテル全体が緑に覆われて、素敵な外観になることでしょう。

ホテルの中はヨーロッパ的な落ち着いた雰囲気で、アンティーク、絵画、
ピカソの陶器コレクションなどが飾られていて、私たちの目を楽しませてくれました。
エントランス・ホールにはグランドピアノが置かれていて、毎晩生演奏を聞かせてくれました。

私たちの部屋は2階のスイートルームで、とても心地よく過ごすことができました。
お風呂はシャワー付きのバスタブの他に、シャワールーム(普通の倍の広さで2台のシャワーヘッド付)まであり、
湯量も豊富でした。石鹸とシャンプーは、なんとブルガリでした。

到着した日には、部屋のテーブルの上に山盛りの果物かご(オレンジ、洋ナシ、バナナ、りんご、キウイ)が
有って、感激しました。テーブルには果物用の皿、ナイフ、フォーク、フィンガーボール、ナプキンが整えられ、
ベッドには、毎日、チョコレート入りの可愛いギフトボックスが置かれていました。

時々、部屋の整頓に入ってくれているらしく、外出から戻るたびにきちんと整えてくれてありました。
また、歩き疲れて部屋に戻って休んだ時など、かごの中の果物を食べて一息つきました。

1階のレストランで食べる朝食はビュッフェスタイルで種類も多く、たいへん美味しくて、
毎朝楽しみでした。

それから、ホテルのスタッフの方々も皆感じが良く親切でした。


ローマの街は、どこもかしこも絵になる景観で、歴史の長さを感じさせてくれました。

旧市街を歩くと、至る所に古代ローマの遺跡があって、人々が二千年の歴史の中で
生活していることを実感しました。

ローマの地下は、何処を掘っても古代遺産が埋まっているので、地下鉄を何本も作れないらしく、
地下鉄は2本だけです。
また、街には駐車車両がとても多く(地下駐車場などを作れないからでしょうか)、
主要道路以外の道路では、両側が縦列車両で埋まり、バイクも多く駐車していたのが意外でした。

パリ旅行の時には、地下鉄網が張り巡らされていたので、何処へ行くのも地下鉄を利用できましたが、
逆にローマでは地下鉄が不便なおかげで、自分たちの足でじっくり歩き回って、旧市街を堪能することが
できました。


さて、ここからは、7日間をどのように過ごしたかを報告いたします。

【1日目】 成田から直行便でローマへ

夕刻、ローマ・フィウミチーノ空港到着。
夕闇の中に浮かぶローマ市街は、オレンジ色の街路灯が辺り一面に輝いて
とてもロマンチックな眺めでした。

無事にドライバーのレンツォさんに笑顔で迎えられ、車で旧市街の塀を通り抜け、
カラカラ浴場、コロッセオ、エマヌエーレ2世紀念堂の横を通ってホテルへ。
その間、それぞれの遺跡の説明を聞きながら、心は明日からの期待に膨らんでいました。

そして着いた所は素敵なホテル、素敵な部屋で、快適な5日間を予感させてくれました。


【2日目】 コロッセオとフォロ・ロマーノ

晴れ。
朝食後、水を買いにナヴォーナ広場へ。
ナヴォーナ広場には「四大河の噴水」など3つの噴水があり、
広場に面して、数軒のカフェとジェラート、革製品、人形の店など数店が並んでいました。

噴水のベルニーニの彫刻は、それぞれ聞きしに勝る素晴らしさでした。

ホテルで地図をもらい、道順を聞いてから、徒歩でコロッセオへ。
コロッセオは、近づくにつれてどんどん大きくなり、目の前に立った時には、
その巨大さに圧倒されました。
そして、競技場を見下ろしながら二千年前に思いを馳せました。
競技場を眺めていると、映画「ベン・ハー」の壮絶な場面が浮かんできました。

コロッセオの次は、フォロ・ロマーノへ。
古代ローマの人々が行き交っていた石畳の上に自分たちが立っていること自体、
とても不思議な感じがしました。

フォロ・ロマーノをゆっくりと巡った後は「真実の口」で有名な、
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ行きました。
いつも混んでいると聞いていましたが、その時は私たちだけだったので、
ゆっくりできました。
マルゲリータが一番美味しかったお店にて
昼食は、テヴェレ川に架かるパラティーノ橋を渡って、
ピシヌーラ広場の近くのピッツェリアで、念願のマルゲリータ
(本場だけあって、この上なく美味でした)とサラダをいただきました。

昼食後は、チェスティオ橋、ファブリチオ橋を渡って、ホテルへ
向かいました。
橋から見たテヴェレ川とその両岸の様子は、パリのセーヌ河畔に
よく似ていました。

途中、ナヴォーナ広場にはたくさんの画家たちが露店を開いていて、いろいろ見て回った結果、
美術大学の学生で、背の高い美人から水彩画を買いました。
コロッセオ、バチカン、トレビの泉の3枚で、ローマ旅行の良い記念になりました。

ホテルで一休みした後は、夕食を食べに再びナヴォーナ広場へ。
日没後の広場は、噴水がライトアップされていて、昼間とは違ったとても幻想的な雰囲気でした。
広場に面したカフェで、パルマハムを載せたメロン、カルボナーラ、ミネストローネ、
オレンジジュースを注文しました。味はお昼のピッツェリアの方に軍配が上がりました。


【3日目】 トレヴィの泉とスペイン広場

曇りのち雨。
ホテルのレストランの夕食を予約してから、パンテオン経由でトレビの泉へ。

パンテオンは、世界最大の石造り建築だけあって大きく、広く、その素晴らしさに感動しました。

それから、大統領官邸脇の坂道を通ってトレビの泉へ。
ここにもベルニーニの素晴らしい彫刻。
ライトアップされた景色を見られないのが残念でした。
娘と交代で後ろ向きにコインを投げ、再訪が叶うよう祈りました。トレビの泉

そして、お土産を買いにローマ三越へ。

それから、レプブリッカ駅で地下鉄に乗って、スパーニャ駅へ。
レプブリッカ駅で地下鉄に乗り込んだ時に、危うくスリ集団の餌食に
なるところを、親切なイタリア婦人に助けてもらい、難を逃れました。
私がリュックサックを背負っていたのが原因です。
それ以後はリュックを前に掛けました。

無事スパーニャ駅で降りて、スペイン広場へ。
雨にもかかわらず、広場は大勢の人で賑わっていました。
近くのピッツェリアでニョッキ、パスタ、野菜スープ、オレンジジュースの昼食。
なかなか美味でした。

昼食後は、ブランド店巡りをしてから徒歩でホテルへ。

夕食は、ホテルのレストランでパスタ、子牛とマッシュルームの炒め物、ワイン、
オレンジジュースを美味しくいただきました。


【4日目】 テヴェレ川の向こうを散策

雨。
ウンベルトⅡ世橋を渡り、最高裁判所の脇を通って、コーラ・ディ・リエンツォ通りを巡る。
橋からは、遠くにサン・ピエトロ大聖堂が見えて、嬉しくなりました。

途中の素敵なお店で、チョコレートとオリーブ油をお土産に購入。

お昼は「リソラ・デッラ・ピッツァ」にて、ミックスピザ、ほうれん草とルッコラの炒め物を
美味しくいただきました。
ピザの大きさが半端ではなく(直径約50センチ)、三分の二を食べるのが精一杯でした。

それからオッタヴィアーノ駅まで歩いて、地下鉄で、無事、昨日と同じスパーニャ駅へ。
スペイン広場周辺のお店を回ってから、徒歩でホテルへ。

一休みしてから、コベルノ・ベッキオ通りを散策して、ナヴォーナ広場でジェラートを食べました。
気温が上がらず寒かったのですが、本場のジェラートを食べないと後悔するので、一人分を二人で
分け合って食べました。たいへん美味でした。
夕闇のナヴォナ広場
夕食は、広場にある2日目と違うカフェにて。
お昼の巨大なピザとジェラートで胃がもたれていたので、
ミネストローネとホットチョコレート、カフェ・マキアートだけで済ませました。


【5日目】 ヴァティカン博物館

曇り。
早起きして、朝食もそこそこに、タクシーでツアーの集合場所へ。
ツアー客は6名だけで、ガイドの男性が迷路のような博物館内を、要所要所で説明をしながら
案内してくれました。
素晴らしい作品ばかりで、そのたびに見とれていました。

ツアー解散後、館内のカフェで軽く食事をして、散々迷った末に、
ようやく広場へ出ることができました。

サン・ピエトロ大聖堂の荘厳さ、広場の優美さ、博物館の素晴らしさに圧倒されたツアーでした。

サンタンジェロ城の近くから、エマヌエーレⅡ世橋を渡ってナヴォーナ広場経由でホテルへ。
エマヌエーレⅡ世橋もまた、ベルニーニの彫刻が素晴らしい橋でした。

歩き疲れたので、部屋で休んでから再びナヴォーナ広場へ出て、昨日と同じカフェで夕食。
マルゲリータ、ニョッキのミートソース、ラテ・マキアート。どれも美味でした。
マルゲリータは、今度もピシヌーラ広場の方に軍配が上がりました。


【6日目】 最終日、帰国の途に

雨。
楽しかったローマも、今日でお別れ。毎朝楽しんでいた朝食も、
これが最後かと思うと寂しさもひとしおでした。
毎朝お世話してくれたスタッフに、朝食後お礼を言ったら笑顔で答えてくれて、
日本にも行ってみたいと言ってくれました。気持ちが通じ合えたのがとても嬉しかったです。

ドライバーが迎えに来てくれるまで、ナヴォーナ広場で過ごして名残を惜しみました。
迎えに来てくれたのは、お洒落で素敵なイタリア人の男性。

途中で寄り道をしてくれて、修道院か教会みたいな所に寄りました。
そこの入り口のドアに顔を近づけて見るように言われて、娘と交代で覗いてみたら、
なんと、ヴァティカン大聖堂が真正面に見えたので感動しました。
ローマ最後の嬉しい贈り物でした。ドライバーさんからのプレゼント
その場所の名前は今でも分かりませんが、どこなのか知りたい気持ちで
いっぱいです。

フィウミチーノ空港で、ドライバーにお礼を言って別れを告げた時、
イタリア式の両頬へのキスが返ってきてドッキリ。

午後3時発の直行便で成田へ。 Arrivederci, Roma!


これまでに何度も言いましたが、今回も遠藤さんにお願いして、本当に良かったと思います。
遠藤さんのおかげで最高の旅行をすることができました。
ありがとうございました。


藤森 由起子

遠藤 英子 wrote:

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藤森 由起子 様

昨春、「パリ&ブルージュ」へもご一緒にいらっしゃった、ご長女K子様との
“ローマの思い出”を詳しくお聞かせいただき、本当にありがとうございます!

毎回、ご旅行計画の段階から、ご一緒にプランを作らせていただいているので、
藤森様のご旅行記を拝読すると、いつも、美しい景色や美味しそうな料理が目に浮かんできて、
私までそのご旅行にご一緒させていただいたような気持ちがして、とても楽しく、嬉しくなります。

ご帰国後の月日の経過にかかわらず、記憶の糸を手繰り寄せるように語ってくださった
冬のローマの雰囲気が伝わってきて、今回も、お二人のご旅行を追体験させていただきました。


赤いオレンジジュースは、その色から「ブラッド(=血)・オレンジ」と呼ばれる、
中が真っ赤な南イタリアの果実を絞ったもので、濃厚な甘みがあって美味しいですよね。
(私も初めて見た時は、トマトジュースかと思いました)

1月なので寒いのは致し方ないとして、雨模様だったのが残念ですが、
それでもお二人で、私が驚いてしまうくらい、ローマの町をお歩きになったのですね!

お疲れになったかもしれませんが、5泊たっぷりのご滞在だったので、
やはり、ナヴォーナ広場の近くに宿をお取りになって、良かったのではないかと思います。

ホテルは、立地や雰囲気も含め、いくつかの候補から最後までご一緒に悩みましたが、
由起子様が最初に「ラファエルというホテルが気になるのですが・・・」とおっしゃっていた、
インスピレーションに従って正解でしたね。

地下鉄の「あわや、スリに・・・」のお話にも、ヒヤッとしましたが、
旅先で地元の人の親切に救われると、すごく嬉しいですし、その町が好きになりますよね。
事なきを得て、本当に良かったです。


さて、ドライバーさんからの「ローマ最後の贈り物」は、お写真とお話から察するに、
おそらく「アヴェンティーノの丘」にある、十字軍としても活躍したマルタ騎士団の
団長の館だった建物の扉(鍵穴)だと思われます。

実は、この丘から下ったあたりに、「真実の口」の教会(ここも訪れていらっしゃいますね♪)が
あるのですよ。


スペイン(バルセロナ&マドリード)も、フランス(パリ)も、そして今回のイタリアも、
藤森様は、どこへいらっしゃっても、忙しく移動を繰り返したりなさらず、ひとつの都市に滞在し、
その町を慈しむように散策して楽しまれ、そこを拠点に近郊の町へお出かけになりますよね。

けっして私の力などではなく、ご自身に合った旅のスタイルをご存知でいらっしゃるからこそ、
ご帰国後も「思い出に残る、良い旅行だった」とお思いになれるのだと思います。

まだ足を踏み入れたことのない、他の国へいらっしゃるのも楽しみですが、
スペインはアンダルシアやバスク地方、フランスではアルザス、ノルマンディーやプロヴァンス、
イタリアも、「花の都」フィレンツェを中心とするトスカーナ地方や、「水の都」ヴェネツィア、
ナポリ~カプリ島~アマルフィなどの南イタリア、それからシチリア島などなど、地方にこそ
魅力があると言われていますので、ぜひ、2回3回と訪れていただきたい国々ですね。

またお声掛けくださり、ご一緒に旅のご相談をさせていただけることを
心より楽しみにお待ち申し上げております!

担当コンシェルジュ:遠藤 英子

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