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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 遠藤 英子
【2012年9月19日[Wed] ご出発】 海外

藤森 由起子 様/「初めての東欧、母娘旅」 チェコ8日間

遠藤さん、この度は大変お世話になりました。
1ヶ月前の今頃はプラハを満喫していたなんて、現実に引き戻されて慌ただしく過ごしている今では、
遥か昔のことのような気がします。

今回の旅行は、申し込みが出発までに2ヶ月を切っていたにもかかわらず、望み通りに手配していただき、
出発から帰国まで問題無くスムーズに事が運びました。

遠藤さんのお陰で、娘と一緒にまた一つ思い出に残る楽しい旅行ができました。
改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

さて、プラハは以前からずっと行きたいと思っていた所の一つなので、長年の夢が叶いました。
フィンランド航空の利用は初めてでしたが、KLMオランダ航空と同じくらい座席にゆとりがあり、
乗り継ぎ時間もちょうど良く(ムーミンショップなどで買い物を楽しむ時間が十分ありました)、
スムーズに乗り継ぐことができました。

ホテルは、プラハ、チェスキー・クルムロフ、どちらも素晴らしく、とても快適に過ごせましたし、
立地も良かったので、買い物や観光にも便利でした。

今回も、「1ヶ所に滞在して、1泊だけ遠足に行く」という行程にして、良かったと思います。

プラハでは、行きたい所全てに行き、かわいい雑貨やアンティークショップを回って存分に買い物をし、
いろいろなレストランに入ってチェコ料理を満喫し(特に豚のカツレツはほとんど毎日食べました)、
ビールも楽しみました。

また、チェスキー・クルムロフは聞きしに勝る素敵な街で、1泊2日でも充分に観光とショッピングと
食事を楽しむことができました。
チェスキー・クルムロフまで足を延ばして、本当に良かったと思います。
帰りのバスは事故渋滞に巻き込まれて、予定よりも30分以上遅れてプラハに到着したため、
道中、時計とにらめっこをしていましたが、マリオネットの開演には無事間に合いました。

教会でのコンサートは、残念ながら予定と合うものが無かったので、もう1度プラハに行く機会があったら
是非実現したいと思います。

ここからは、旅行についてお話しします。

≪1日目:9月19日(水)≫

初めてのフィンランド乗り継ぎで少々不安でしたが、ヘルシンキ・ヴァンター空港での乗り継ぎは
意外にスムーズでした。
空港内の構造が単純で迷うことなく、時間がかかると聞いていた入国審査も並ぶことなく済みました。

空港から見える初冬の黄葉した針葉樹林が、東山魁夷の北欧の画のように印象的でした。
その後、2時間の飛行で無事プラハに到着し、荷物を受け取るのは40分もかかってしまいましたが、
送迎車で無事ホテルに着いた時は、ほっとしました。
そして素敵な部屋に入ったとたんに疲れも吹き飛び、明日からの期待に胸が膨らみました。


≪2日目:9月20日(木)≫

~プラハ城、旧市街広場、ヴルタヴァ川ディナークルーズ~

初めての朝食。
ブッフェ形式で品数も多く、特にハム、チーズ、ヨーグルトが美味でした(毎朝の楽しみができました)。

タクシーでプラハ城へ。
ヴィート大聖堂(ムハのステンドグラスが素晴らしかったです)、旧王宮、聖イジー教会、
黄金小路(可愛い小物がたくさん売られていました)の順に回り、
お昼は、門を出たところにある「ビラ・リヒター」に寄って、2日目レストラン「ビラ・リヒター」にて
早速、チェコ料理を堪能しました。

注文したのは豚のカツレツ(大きさは特大ですが、日本のフライとは違ってあっさりしていて、意外にたくさん食べられました)・ポテトとピクルス添え、
キャベツのサラダ・ハム添え、ポテトスープ(パンの器に入っていた)で、
プラハ市内を見渡せるテラス席から、素晴らしい景色を眺めながら
舌鼓を打ちました。

それから、カレル橋経由で旧市街広場へと歩き、人混みの中でからくり時計を見てから、
土産物をあさりながらホテルへ。

少し休んでから、楽しみにしていたクルーズツアーの集合場所へ。
船に乗り込んで、食事をしている間に日が暮れて、船のデッキから見るプラハの眺めはなかなかのものでした。
特に、ライトアップされた黄色い明かりが水面に映る様子が印象的でした。

2日目ブルタバ川クルーズ船から


≪3日目:9月21日(金)≫

~ハヴェルスカー市場、スメタナ博物館、ムハ美術館~

前夜遅かったので、充分睡眠をとってから行動を起こしました。

先ずヴァーツラフ広場の銀行で両替えし、ハヴェルスカー市場をゆっくり見て土産物を買い、
スーパーに寄ってウェハースとビールも買いました。

そして、メトロに乗って国立マリオネット劇場へ。
係りのおじさんに入場券をもらい、ついでにこぢんまりとして落ち着いた館内を、説明を聞きながら見学しました。

それから徒歩でスメタナ博物館へ行き、先ずその脇にあるレストランでチェコ料理の昼食。
レストランはヴルタヴァ川のほとりにあり、グラーシュ・クネドリーキ添え、シーザーサラダ、コンソメスープ、
ジュースを注文して、テラス席で川や遠くプラハ城を眺めながらゆっくりと味わいました。

その後、スメタナ博物館を見学してオルゴール(モルダウの流れ)を買い、旧市街広場経由で
ホテルの向かいにあるムハ美術館へ。
お客がけっこう多く、日本人が大勢いて驚きました。
もちろんムハ・ショップでの買い物も楽しみました。

それから、絵葉書を出しに、近くにある中央郵便局へ。
窓口がたくさんありすぎるし、チェコ語のみの番号札機の使い方も分からなくてお手上げ状態でしたが、
若いカップルが親切にやり方を教えてくれたので、無事投函できました。

今日はたくさん歩き回ったので、足がとても疲れました。
プラハの石畳は、石が粗くて足裏への負担が大きいので、靴底の厚いスニーカーなどが適していると思いました。

夕食は外出する元気が出なかったので、ルームサービスを頼みました。
ウィンナーシュニッツェルの焼きポテト添え、トマトスープ、チョコレートムースを頼み、
スーパーで買ったぶどう風味のビールで乾杯しました。
娘は生まれて初めてのルームサービスに、たいへん興奮していました。


≪4日目:9月22日(土)≫

~チェスキー・クルムロフへ~

生憎の雨の中をタクシーでバスターミナルへ。3時間の乗車なので、乗車前にメトロのトイレへ。
トイレの料金係の女性がチェコ語でまくしたてて困っていたところ、若い女の子が見かねて助けてくれました。
教えられた通りに料金を払ってから、女性の脇にあるトイレットペーパーを使う分だけ貰って、
無事トイレに入ることができました。

チェスキー・クルムロフには、時間通り到着。チェスキークルムロフ城の塔より
坂道を上ったら、そこは有名な写真スポット。
ガイドブックなどで見たとおりの素晴らしい景色で、夢中で何枚も撮影。

しばらく絶景を眺めた後で、ホテル・ルージェへ。
中世から飛び出したような素敵なホテルで、
部屋もタイムスリップしたかのような趣でした。
トイレ、浴室(バスタブ付)、洗面等は思いがけず近代的できれいでした。

さっそく外に出て、先ずは近くにあるホテル・アンデルのレストランで昼食。
本日のスープ、きのこの温サラダ、マルゲリータ、水、紅茶を注文。
どれも美味しく、特に、きのこのサラダが美味でした。

次はお城に向かい、何よりも街全体を眺めたかったので、塔に上がりました。
階段がきつくて、上がりきる頃には息があがってフラフラでしたが、塔のてっぺんからの街の眺めは
言葉を失うほど美しく、しばらく無言で見とれていました。

時間がもったいないので、お城に入場するのはやめて、残り時間を買い物に費やすことにしました。
そして可愛らしい雑貨店を端から見て回り、満足のいくまで買い物をしました。

夕食は坂道を下った途中の「ウ・フロズニュー」で、鱒のフライ・ポテト添え、フレンチサラダ、
ガーリックスープなど、またまたチェコ料理。
鱒のフライが期待以上に美味しく、外はカリカリ、中は軟らかくて夢中で食べました。
どれもたいへん美味しく、二人とも大満足でした。

夜のチェスキークルムロフ城 ホテルに戻る途中、ライトアップされたお城の美しさに、
 しばらく、うっとりと見入っていました。
 ホテルで飲む水を探してあちこち歩き回り、唯一見つけたお店で
 買って帰った水が「ガス入り」だと気付いて、大ショック。
 初めて飲みましたが、まず~い!!
 何回も振ってガス抜きをしてみたけれど、徒労に終わりました。




≪5日目:9月23日(日)≫

~プラハへ帰り、マリオネット劇場へ~

昨日、山ほど土産物を買ったのに、再び、時間の許す限りお店を回ってガラス製品、香水瓶、
アロマキャンドルなどを買いました。

お昼は、昨日満席で諦めたレストランへ。
ポークシュニッツェル、ポテトとマッシュルームのスープ、プラムソース入りパンケーキを注文。
どれも美味しく、たいへん満足しました。

まだ時間があるので、ホテルの部屋から見えた川向こうの公園へ行って、ゆったりと過ごしました。

そして、名残を惜しみながらバスでプラハへ。
事故渋滞で気をもみました。大急ぎでメトロに乗り、スーパーマーケット経由でホテルに急行。
(前半のプラハ滞在と同じホテルに)チェックインした時に、フロントの顔馴染みの女性が満面の笑みで
“Welcome back!”と言って迎えてくれたのが、嬉しかったです。

急いでメトロでマリオネット劇場に向かい、「ドン・ジョバンニ」の開演に間に合ってホッとしました。
国立劇場だけあって、人形使いの技術が高く、ユーモアのある飽きさせない演出に、
イタリア語が全く分からない私たちも、十二分に楽しむことができました。

ホテルに戻って食べた、りんごとくるみのペストリーは、スーパーのパンとは思えない美味しさでした。


≪6日目:9月24日(月)≫

~プラハ最後の一日~

最終日は、まだ行ってない所に行くことになり、先ずはメトロでアンデル駅まで。
ここは、チェスキー・クルムロフへ発着するバスターミナルがある駅です。
大きなショッピングセンターで買い物をしてから、徒歩でパラツキー橋を渡りながら、
遠くのダンシング・ビルを眺めました。
その名の通り、ビルが踊っているように見えました。

昼食は、ヴァーツラフ広場の近くのカフェで。
その後は、最後にもう1度ということで、旧市街広場とカレル橋へ行きました。
ゆっくり橋を往復してから、今度は川沿いの道をゆっくり歩いて、チェコ軍団橋、国民劇場経由でホテルへ。

夕食は再び出かけて、ガイドブックにもあった「ピヴォヴァルスキー・ドゥーム」へ。
先ずは念願だったフレーバービールを注文(娘はサワーチェリービール、私はバナナビール)して、
感激しながらいただきました。
そしてまたチェコ料理。レストラン「ピヴォヴァルスキー・ドゥーム」にて
きのことポテトのガーリックスープ、カマンベールチーズのフライ、
ポークシュニッツェルを注文。
食後は、ガイドブックにあった蜂蜜ケーキ。
どれも美味しくいただきました。
ホテルからけっこう遠いレストランなので、行くのは無理だと
諦めていたお店でしたが、こうしてそのお店で食べることができて、
大満足でした。


≪7日目:9月25日(火)≫

~さようなら、プラハ!~

いよいよ、プラハとお別れする日が来ました。
毎朝楽しみにしていた朝食を、最後にゆっくりといただきました。
プラハ・ルズィニエ空港では、出発を待つ間にいろいろなお菓子を買って、小銭を使い切りました。

ヘルシンキに向かう飛行機は、来る時と違って大型で快適でした。
機内サービスのツナカレーサンドイッチが美味しかったです。
隣に乗り合わせたフィンランド人の女性と楽しくおしゃべりをしていたので、2時間の飛行時間が
あっという間でした。

ヘルシンキ・ヴァンター空港での乗り継ぎは、来た時と同様にとてもスムーズで、
待ち時間にムーミンショップやフィンランドショップを回って、最後の買い物をしました。


≪8日目:9月26日(水)≫

そして、9時間後に無事成田に到着し、夢のような旅行が終わりました。

楽しくて、あっという間の8日間でした。
今回も遠藤さんにお願いして、ほんとうに良かったと思います。
ありがとうございました。

来年は、F(※二番目のお嬢様)とどこかに行くことになりそうです。
その時は、またよろしくお願いします。

藤森 由起子

遠藤 英子 wrote:

★☆★☆★☆★☆★☆

藤森 由起子 様

旅から戻ってしばらくしてから、写真やメモを見ながら思い出すと、
また鮮明に記憶がよみがえってきて、楽しいものですよね。

実は私は、写真を撮るのも撮られるのも苦手で、視察などの仕事以外は、
旅行にカメラを持って行くことが無いので、旅先で出会った人たちや、
ガイドさんやドライバーさんにも、不思議がられるのですよ。(笑)

だから・・・かもしれませんが、こうして、一緒にご旅行のプランを立て、
手配のお手伝いをさせていただいたお客様がお伝えくださる、旅の思い出やエピソード、
美味しかったもの、感動した景色、ちょっとしたアクシデントでドキドキしたお話を聞いて
お写真を拝見すると、自分自身も追体験させていただき、また、その街を訪れたような
ワクワクした気持ちになります。

特に、藤森様とは毎回、ご計画の段階からご相談を重ねて、楽しくやり取りさせていただき、
お帰りになってからも、お写真を拝見しながら、現地でお過ごしになった時間を共有させて
いただいているので、私にとっても、“大切な旅のアルバム”のひとつになっています。
本当にありがとうございます。

さて、今回は、ご長女のK子様と、秋の香りがただようプラハへの仲良し母娘旅。
名所の観光はもちろんとして、町自体が博物館のようと形容される、旧市街の散策や
路地裏のショップめぐり、美味しいチェコ料理&地ビール・・・といった目的に加えて、
夕方~夜のプラハのお楽しみとして、
「チェコが誇る人形劇(マリオネット)」、「ヴルタヴァ(モルダウ)川クルーズ&プラハの夜景」、
「町の教会で演奏される、地元音楽家のクラシック・プチコンサート」の3つがありました。

大きなホールや劇場でのコンサートと違い、街なかの教会などでのコンサートチケットは
現地手配会社を通して購入すると、人件費や手配手数料などが大きく、正直なところ
あまりお薦めではないことと、現地で実際にコンサート内容(楽団の編成や曲目)を見て、
聴いてみたいかどうかを判断する方がハズレが少ないことから、事前の予約手配を
控えさせていただきましたが、「コレ!」と思われるものに出合えなかったのは、
ちょっぴりザンネンでしたね。。。

世界遺産にもなっている、おとぎの国のような小さな町、チェスキー・クルムロフは、
「敢えて行かずに、プラハ滞在のみにしようか・・・」と、迷っていらっしゃった際に、
「いえ、ココは是非!せめて日帰りでも・・・!」と強引にお勧めした感がありましたが(笑)、
足を延ばして良かったとおっしゃっていただけて、すごく嬉しいです。

プラハへのお帰りは、マリオネット(20時開演)に余裕を持って、お昼過ぎのバスにするか、
それとも、チェスキー・クルムロフでのランチ&ゆっくり散策を取って賭けに出るか(?)でしたが、
ヒヤヒヤしつつも、何とか間に合ったとお聞きして、ホッといたしました。

ホテルも、ともにお気に召したとのことで、良かったです。
毎回、このホテル選びこそが、私にとっては、最も楽しく、最も責任重大なので・・・。

そして、いつもながら、お二人の笑顔の素敵なこと!

すっかり、“藤森様の旅のスタイル”となった、
「駆け足でたくさんの町を廻るのではなく、一つの町に滞在し、その街を慈しむように歩く」
そして、「旅のスパイスとして、日帰りもしくは1泊の小遠足」を楽しむかたちで、
回を重ねるごとに、個人旅行の魅力をより深く味わわれ、旅行にはつきものとも言える
小さなアクシデントやトラブルにも、落ち着いてご判断・ご対処くださる様子が伝わってきて
頼もしく、私もとても嬉しくなります。

次回は、2番目のお嬢様である、F様とのご旅行計画がおありとのことですので、
またぜひ、お声掛けいただけます日を楽しみにしておりますね。

末筆となりましたが、この度もご利用くださいましたことに、改めて心よりお礼を申し上げます。

担当コンシェルジュ:遠藤 英子

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