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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 遠藤 英子
【2015年8月20日[Thu] ご出発】 海外

M.Y様&K.O様/「北欧の夏休み★」9日間

遠藤さん、無事に帰国しました! STO sunset

もうすっかり、私もOも現実に戻されてきています。

数えてみると、今回の旅行9日間で、なんと飛行機に7回も乗ってることに
気づきました。
何度、リュックをおろし、トランクを預け、手荷物検査を受けたのか
もう覚えていません。
こんなに一定期間に何回も飛行機に乗ったのは初めてで、
船も乗ったけれど、今回は間違いなく空移動の旅でした。

飛行機はすべてトラブルなく飛んだのですが、ひとつヒヤッとしたことが。
ゴットランド島へ最終便で到着した際、遠藤さんが心配してくれていた通り、
タクシーを逃してしまい、(2台しか待機していなく、さっさと他の乗客を乗せて行ってしまいました)
小さな空港なだけに、すぐに鍵をかけられ締め出されてしまい、空港職員はさっさと帰宅。

陽が落ちてきて、まわりは木以外何もなく、車が時々遠くに通るくらい。
すぐにタクシーがくるかな、と思いきや全く来ず。
残ったのは、国籍不明のあまり動けなさそうな老夫婦、どこか欧米のバックパッカーのカップル、
現地の若者と、私たちだけ。

そのうち、待っててもタクシーは来ないと悟った残されたメンバーは、お互いどこに行くのか聴き合い始めました。
(この時点でカップルは歩いていってしまいました)
最悪なことに、タクシー呼び出し電話は故障。現地の若者の携帯電話も故障。
あー、今日は野宿かも、と思った時に、どこからか現地の方らしき女性が現れ、その人の携帯を借り、
大型タクシーを呼び、みんなで相乗りして街まで行った、というエピソードがありました。

「タクシー呼べたよ」と聞いたときは力が抜けそうで。
Oは、最悪、ヒッチハイクをしようと思っていたらしいです。
もしくは、止まってくれた車にタクシーを呼んでもらおうと考えていたらしいです。
私は、自分の電話でホテルに電話してタクシーを呼んでもらおうと思っていたけれど、
英語でわかってもらえるかなー、と不安でした。
聞くと、歩けば50分くらいとのことでしたが、夜道をトランク持って、知らない道を歩く勇気はなく。
何より、空港の職員がいる時にタクシー呼んでもらえればよかったと、どれだけ後悔したか。

これが、この旅一番のハプニングでした。
残っていたのが私たちだけじゃなかったことが、心強かったし希望でしたね。
いろいろな人に助けられた感じがしました。
今回も、やはり旅行の神様は、いました★

さらに、ヘルシンキへ移動する日の早朝に、タクシーで空港に着いたら、なんと早すぎて職員がいなく、
空港がまだ開いていなくて、30分ほど朝焼けを見ながら外で待ち、空港一番乗りで入りました。

異国の空港でオープンとクローズを体験できたなんて、かなりの貴重な経験ですよね。

トラブルの話で長くなってしまいましたが、肝心の内容について書きますので。

私が「魔女の宅急便」が好きで、モデルの街になったと聞いた、ストックホルムとゴットランド島に
行きたかったので気になっていたんですが、期待を遥かに上回る景観と街並みに、興奮していました。

今回再確認したのですが、私は、街と海がうまく融合されている景観が好きらしいです。
セーデルマルムに行ったり、新市街をブラブラ歩いたり、ツアーに参加して、船で島をまわったり、
市場でお惣菜を買って、公園の芝生に座ってランチをしたり、とにかく晴天が相乗効果となって、
盛り上がりました。

市庁舎から海を挟んでみえる時計塔や、パドリングやカヌーをしている地元の人たち…。
青空の緑の中、ユールゴーデン島で昼寝をしている人、自家用ボートで日光浴をしているファミリー。
贅沢なんだけど、見ていて何故か不快じゃない優雅さ。
穏やかに過ごしているあの雰囲気ぐたまらなく羨ましく、これがスウェーデンなんだ、と思いました。
私も緑の中ゴロゴロしたい!

アーランダエクスプレスに直結したホテルも、中央駅の中がとても充実していて、切符を買ったり、
買い物をしたりなど、何かと便利で助かりました。

ゴットランド島について。
上記のようにスタートに躓きましたが、ここでも晴天に恵まれ、最高の時間を過ごせました。
田舎だけど、日曜だったせいか、静かな場所で中世の街並み。心地よい風。かわいい家。
青空に映える飛行機雲。教会の鐘の音。廃墟さえ絵になります。

   VBY     VBY2

私としては、観光地化しすぎていないところがとても好きになったポイントでした。
やはり海のみえる街、というのも大きく。
こんなところ映画にでてきたなー、って思いながら散策をしていました。
似たような街は他の国にもありそうですが、海があるのとないのは全然違うと思います

ホテルもこじんまりしているけれど、ロビーやバーに暖炉があったり、家具ひとつひとつにもこだわりがあって、
快適な滞在であったと思います。

全体的に、スウェーデンでは日本人に会うことが少なかったと思います。
ゴットランドでは1人くらいしか見ませんでしたし、
スカンジナビア航空では全3回の飛行のうち、日本人の乗客をみませんでした。
その方が異国感を味わえて嬉しいんですが。

ただ、その後のヘルシンキがあまりの日本人の多さに驚きでした。

ヘルシンキについて。
何も知らないけれど、ここならなんとなく自分でも住めそう、と勝手に思えてしまう場所でした。。
それくらい、人も街もなんとなく穏やかで緑があって、動き回れそうな場所で(そんなにたくさんまわってないけど)、
自転車で走る爽快さや、適度に都会で大好きなコーヒーがたくさん飲めること、
他の北欧より物価が安めなことなど、うれしいことが多く、勝手に高揚し、
毎度のことですが、またもや、もし住むとなるとしたら…と妄想してしまいました。

もっと時間があれば、自転車を走らせたり、ハイキングに行ったり、ポルヴォーなども訪れてみたかったです。

また、なんといっても泊まったホテルの居心地が良すぎて。
とにかくオシャレで。ここ、スタッフもみんな感じよくて超オススメです。HEL HTL

フィンランドは、とにかくマリメッコとムーミンが根付いてる街ですね。
行きの飛行機がマリメッコの機体で、それだけでテンションがあがりました。
街で、高齢の方も普通にマリメッコを身につけている。
そして、それがサマになってる。
スーパーや郵便局にも商品が溢れ、公共機関、トラムまでがマリメッコ。
マリメッコのおかげで日本人観光客が多いといっても嘘ではないと思います。

個人的に嬉しかったのは、生地を買って自分でトートバッグや、巾着、ポーチ、帽子を作って
市場で売ってる現地の方がいて、お店には売ってないものだし、もちろん少し安めなので
大はしゃぎで買い物をしました。

当初ムーミンにそこまで興味がなかったのですが、お土産に頼まれて見ているうちに、
どんどん情が湧いてきました(笑)。

また、森のツアーでは、唯一雨が降ってしまったのですが、ちょうど歩いている時は雨が止んで、
歩き終わった後から雨が降り出し、ある意味ラッキーだったと思います。
ガイドさんは地元の大学生さんでしたが、地元の人だから聞ける、フィンランドのことも知れて
終始笑いに溢れた満足なツアーで、参加してよかったです。
確かに、あのサバイバルな道は自分たちだけでは無理でしたね。
Oも話していたのですが、ツアーバスじゃなくて公共バスで行くことが地元の人っぽくて楽しかったです。

ちなみにそのガイドさんですが、(旅行に行く少し前に遠藤さんともメールでお話した)鶴瓶さんの
ヘルシンキ街歩きの番組で通訳を務めた方でした。
番組を見たばかりだったので驚きでしたが、ロケの裏話も聞けて得した気分でした。
この方にはツアー終了後も、ムーミンやマリメッコのお土産を買える場所まで好意で連れて行ってもらったり、
時間外でもかなりお世話になりました。

最後、タリンについて。
正直、あんなにタリンに日本人がいるなんて思いもしませんでした。
ユーロ圏なのに物価が北欧より安いという魅力。
でも、パスポートに判も押されない、チェックもされないので、異国に来た、という感じはあまりしなかったです。

ただ、城壁の中の旧市街は、おとぎの国に入ったようでしたね。
船の時間もあったので、やはりあまりゆっくりはできませんでしたが、TLL
教会の階段を285段登って見た旧市街の景色は忘れられません。
赤い屋根と塔がバランスよく連なっていて、ヨーロッパのどこかでも見れそうな
景色なんですが、それぞれ雰囲気が違っていて、だから違うヨーロッパの国の
観光客もたくさん訪れるのだろうと思います。

個人的には、エストニアは通貨はユーロでも、全体的に北欧より、
やはりロシア色が強く、みなさんの眼の色もより青い印象でした。
バルト3国はいつか行ってみたかったので、タリン旧市街だけだけど、
ひとつ簡単に行けてしまいました。

もっとヘルシンキで時間が欲しかったのですが、豪華フェリーにも乗れたし、1日使って行ってよかった、と
大満足なショートトリップでした。

今回の旅行は移動が多く、そのせいかあっという間に終わってしまった感じがするのですが、
よくよく考えてみると、4都市も行けて、7回飛行機を乗って、ハイキングもして、素敵なホテルに泊まれて、
フェリーも乗れて、遠藤さんのいうとおり、大充実、大満足な楽しい旅行になりました。

Oとは、ここまで長い旅行に行ったことがなかったし、彼女も初めてのヨーロッパで、
なかなかのハードなスケジュールだったため、最初は不安も大きかったようです。

前日までハード勤務で、ほとんど寝ないで風邪気味で旅行にきて、治ったと思ったら
ゴットランド島あたりから、体調を崩し、食べたいものも満足に食べれず、トイレへ駆け込むのが数日続いて
つらそうでした。

それでも最後は復活し、ゴハンも食べれてハイキングも行けて買い物もできました。
またしても、旅行の神様は健在でしたよ★

「体調壊して初めてのことばかりで大変だったけど、知らない世界をみれて、来れてよかった」
という言葉を聞いた時は、じーんときました。

「知らない世界をみて、感じる」⇒ これが旅行の醍醐味だと思うし、
この素敵な旅行を今回もプロデュースしていただいた遠藤さんには、またもや感謝です。

今回はホテルや航空券のことで、かなりリクエストを入れて困らせてしまったと思います。
海外旅行に詳しい友人には、「夏の北欧でこんな大充実してて、30万いかないのはすごいよ!」と言われ、
優越感でした。
それもこれも遠藤さんが一生懸命プランニングしてくれたからで、とっても楽しい旅行になりました。

遠P・2015も大大大成功です(^ ^)。
僻地にて連絡がとれないのですが、今回のことをSにも早く伝えたいです★
本当にありがとうございました。

来年も、夏じゃなくても、また遠藤さんにお願いして素敵な旅行ができることを楽しみにしています★

東京も涼しくなってきてはいますが、快適さはやはり北欧が最高ですね。
また今週から暑くなるそうなので、気温の変化で体調を崩さないように気をつけてください。

長くなってしまいましたが、それでは、また。


M.Y

遠藤 英子 wrote:

★☆★☆★☆★☆★☆

M.Y様

お帰りなさいませ!

2009年から、ほぼ毎年夏休みのプランニングを一緒にさせていただいて、7回目になりますが、
アフリカ、ヨーロッパ、アジア、南米・・・と方面も多岐に渡っているので、
私もいつも「今年は、どこへいらっしゃるご気分かな~」と、春先からワクワクしながら
お便りを待っていたところ、「今年も夏休みシーズンがやってきました!」と
ご相談をいただいたのが、5月の半ば。

昨今の世界情勢などもあり、お忙しいお仕事なので、
「わりとのんびりしていて、危険じゃないところ」として、
「ハワイの離島」 or 「北欧」が候補に挙がっていらっしゃるということでした。

ハワイならマウイ島かハワイ島、
北欧は、ノルウェーとデンマークは、以前訪れたことがお有りなので、
フィンランドとスウェーデンの「ゴットランド島」に行ってみたいとお聞きして、
やはり、目の付け所が違う♪と嬉しくなってしまったのでした。

まずは、漠然としている北欧の方のプランを立ててみて、それと同金額くらいの
ハワイプランを比べてみようということになり、北欧のご相談に入りましたが、
いつもながら、いろいろと盛り上がってきてしまい、北欧プランが出来上がった6月初旬には
「たぶん既に察してもらってると思いますが、今年の夏休みは北欧で・・・!」とのお言葉で、
そのままベストシーズンの北欧へGO!となったのでしたね。

とはいえ、8月は1年でも航空料金が最も高い時期、かつ北欧は物価も高く、
でも、飛行機が少し下がってくる9月(それも連休をはずした下旬以降)となると
スウェーデンもフィンランドも、ググッと気温が低くなって「夏休み♪」気分を
思い切り楽しめなくなるし、、、。

そこで、8月○日~9月○日までの間で、このプランを当てはめて、
日本からの国際線だけでなく、北欧内フライトのスケジュールや料金、
観光の曜日や、ホテルの空き状況などもパズルのように組み合わせて
ベストと思われるご出発日を探したのですが、こういう時、M.Y様が
シフト制のご勤務で、平日出発・平日帰着が可能というのは、
大きな特権になりますよね。
(もちろん、その分、普段はとってもお忙しそうなのですが・・・)

ストックホルム×2泊(フリーほぼ2日)、ゴットランド島×2泊(フリー1日)、
ヘルシンキ×3泊(フリーほぼ3日)が取れるので、ヘルシンキ郊外の「森」への半日ツアー、
バルト海のお向かいエストニア共和国のタリンへ船で日帰り遠足を組み込みましたが、
これがギリギリ精一杯だと思っていたところ、ポルヴォーのお話が出てきたので、
さりげなく(でも内心は実は必死で(笑))、次回に取っておくアドバイスをさせて
いただいたのでした。

Y様は、観光スポットを廻れるだけ廻るというよりも、
街を歩きながら、その空気の中に身を置いて、ゆっくり思いを巡らせたり
気に入った景色を見つけて、少しぼーっとする時間を楽しまれたりするのがお好きで
その方が、旅の思い出や印象も深まると思ったからなのですが、それでも、やっぱり
お時間が足りませんでしたか・・・。

でも、「また来たい」「もうちょっと時間がほしい」「住んでもいいかも」と
感じられるくらいが、ちょうどいい塩梅なのかな~とも思います♪


ゴットランド島は、「魔女の宅急便」のモデルもそうですが、
「長くつ下のピッピ」のロケ地にもなった島で、Y様がおっしゃるように、
中世の(でも堅苦しくない)背の低いのどかな家並みや教会の廃墟と海が
同じ目線に映りこむので、とても穏やかな、開放的な気分になりますよね。

島への最終フライトと朝いちばんのフライトを利用したので、特にご到着時は
2台しかタクシーが待機しておらず、呼び出す電話機も故障だったとお聞きして、
ヒヤッとしました。。

空港から町までは車で15分前後ですし、距離や所要時間を考えると、
びっくりするくらい高い送迎料金になってしまうので、夏でもありますし、
タクシーご移動としてご提案したのですが、大事をとって送迎をお付けした方が
良かったかもしれませんね。。私の読みが浅かったと反省しております。
申し訳ありません・・・。

と、ご帰国後の「ただいま」メールにご返信差し上げたところ、

>送迎つけなくてよかった!と思いましたよ。
>タクシーを待ってる間の不安も、タクシーが来たときの喜びも、すべて経験であり
>思い出になりました。
>さっさとタクシーに乗らないといけないこと、早めに空港職員に聞くこと、など、
>学ぶことはとても多かったです。
>まあ、あまりこういう経験は多くなさそうですが、
>事前に遠藤さんに、急いでタクシーを捕まえて乗ってくださいね、と言われてなかったら、
>呑気にずーっとタクシーを待ってたかもしれません。
>結果オーライ、ということで、ネタになりました★

という前向きな嬉しいお言葉。
実は、私もギリシャのロードス島へ行った時に、
今回のY様&O様と同じ経験をしたことがあるのですが、
こうして、「これも旅の経験」と思える方々だからこそ、
ちょっとしたトラブルやアクシデントを解決・乗り越えられるよう、
「旅行の神様」が見守っていてくださるのですね♪


今年は、いつもご一緒にお越しになるS様が海外でボランティア活動をなさっているとのことで、
O様との「初ヨーロッパ道中」でしたが、O様はご体調が思わしくないながらも、
ご旅行をお楽しみになれたとお聞き出来て、私も本当に嬉しいです。

今回も、ご一緒に旅づくりのお手伝いをさせていただき、誠にありがとうございました。

Y様ご命名の「遠P(=遠藤プロデュースのことだそうです) 2015」は
蒸し暑い日本を抜け出して、爽やかな北欧の夏を満喫する旅でしたが、
今回、いつのまにかフェイドアウトになってしまったハワイの離島へは、
寒い日本を後にして、常夏の冬休み(?)も良いですよね。

もちろん、ハワイに限らず、またどこかへお出かけになりたいなぁと思われたら、
いつでもお声がけくださいね。
いつものようにお待ちしております!

担当コンシェルジュ:遠藤 英子

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