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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 山岸 玲子
【2004年5月24日[Mon]】 海外

パンにバターは塗らない

前のブログで「食後にカプチーノは飲まない」というのを書きましたが、他にもイタリアのレストランでやらないほうがいいことがあります。それは、

パンにバターは塗らない

イタリアのレストランではたいてい、頼んでいなくてもパンが出てきます。日本のレストランで、ライスではなくパンを頼むと、バターも一緒についてきますが、イタリアではバターはついてきません。そこで「すみませーん。バターを下さい。」などと頼まないほうがいいです。

日本人がご飯におしょうゆをかけて、おかずと一緒に食べたりしないように(ふりかけをかける人もいますが)、イタリア人もパンはバターをつけて食べるものではなく、日本のご飯のようにメインディッシュ(日本でいうとこのおかず)と一緒に食べるものです。また、皿にパスタのソースや、メインディッシュのソースが残ったとき、パンをちぎってお皿を拭くようにソースをぬぐって食べたりもします。

トスカーナのレストランでよくある前菜(アンティ・パスト パスタの前に食べるもの)のメニューに、トスカーナ風のサラミや生ハムの盛り合わせがあります。トスカーナのパンは塩が入っていないので、塩辛いサラミや生ハムを単独で食べずに、パンの上にのせて食べるとおいしいです。チーズも同様です。薄くスライスしたチーズをパンの上にのせて食べます。日本でイカの塩辛とか佃煮を単独で食べないで、ご飯の上にのせて食べるようなものです。
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