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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 深山 哲夫
【2005年9月20日[Tue]】

聖なる谷

ピサックの村近辺

ペルーのクスコ近郊にあるウルバンバ渓谷は「聖なる谷」と呼ばれ、インカ帝国の遺跡が多く残っている。クスコよりも標高が低く、温暖で過ごしやすい地域だ。

ピサックやオリャンタイタンボの遺跡が有名で、ウルバンバは市民の保養地のようなところだ。私は、数ある遺跡の中でも、少し変わったものを訪れてみた。

マラスの塩田

「マラスの塩田」は現役だ。インカ時代から、今もなお塩を作り続けている。塩水を、段々畑のようになったおびただしい数の塩田に、巧みに引き込んでいる。昔から人間にとって、「塩」は欠かせないものだったという事を実感した。

モライの遺跡

「モライの遺跡」はインカ時代の農業研究所の跡だと言われている。円形の内側へ行くほど低くなっており、一段ごとに微妙に気温が違う。これを生かして、作物の栽培実験をしたらしい。こんなに精巧な円形を作る土木技術もあったようだ。



クスコから、「聖なる谷」を巡る1日ツアーが出ていて効率的に周れるのでぜひ。ピサックやチンチェーロの市には、毛織物などの民芸品がたくさん出ていて、リマやクスコよりも安くて素朴なものが買える。

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