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南米大自然

有名スポットももちろん素晴らしいのですが、まだあまり観光地化が進んでいない小さな町や村を訪れ、大自然とそこに暮らす人々の暮らしを垣間見るのも、南米旅行の楽しみです。
トラベルコンシェルジュ 深山哲夫

ノチェブエナ

この記事を書いているのは、パラグアイ時間12月24日の午後4時前、クリスマスイブの夕方です。
クリスマスイブはスペイン語ではノチェブエナといいます。

キリスト教のこの国では、クリスマスは日本とは比べ物にならない一大行事です。
この日に向けて、人々は家の飾りつけをし、
料理やプレゼントの用意など、少しずつ準備してきました。
家族と離れて暮らす人たちも、この日のために遠路、地元へ帰ってきます。

大半の職場では今日24日の仕事は午前だけです。
午前中、クリスマス前の最後の買い物をする人で
スーパーや市場などは混雑したようです。
うちの前の通りは午前中は通行量が多かったのですが、
午後1時くらいから、ぴたりと行き来が減り、静かになりました。

前にもお伝えしたように、クリスマスイブは家族で集まり、
日付が変わる深夜12時に、派手に爆竹や花火で祝うのがここの習慣ですが、
今のこの時間帯は、「嵐の前の静けさ」です。

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イブの日に露店で花火を買い求める人たち

例年いつも、夕方くらいから、
夜まで我慢しきれない人たちが、散発的に爆竹を鳴らし始めます。
日が暮れるにつれて、その頻度が高くなり、
そして12時には最高潮に達し、
まるで戦争かと思うような大爆音と閃光がきらめきます。
12時を過ぎても興奮の余韻に浸る人たちが上げ続け、
12時半くらいにようやくおさまります。

花火は、日本の年越しカウントダウン花火のように
誰か主催者がいるわけではなく、
個人がめいめい勝手に上げているだけですので、
細かいタイミングもバラバラで、凝った仕掛け花火などがあるわけでもありません。
ただ、花火の絶対量が多いため、高いところに上がってみると
それなりに見ごたえがあります。

ただ、幼児やペットにはこの大音響が悪影響だということで、
規制しようと意見も前からあるのですが、進んでいないようです。

よく言われる注意が、花火を見るときには絶対に屋外に出ず、屋根の下で見ることです。
花火にまじって、空に向けて発砲する人がいて、過去に流れ弾で事故も起こっているためです。

ヨーロッパなどの静粛なクリスマスイブとは全く違いますが、
これも南米らしさということで、よしとしましょう。
皆様、良いクリスマスをお過ごしください。


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