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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 渋谷 明子
【2007年1月17日[Wed]】

1日目 カトマンズからポカラへ

ネパールでヒマラヤトレッキングをしてきました。



自分の一生の中で、8000m級の山の並ぶヒマラヤ山脈を
この目で見る日が来ようとは想像もしていなかったのですが、
まるで月か太陽と同じ高さに見える山々を見ながら、
思いきって決断すれば、すべては現実となるものだな~と、思ったのでした。

旅行日程は、
1日目:カトマンズ~空路~ポカラ
2日目:ポカラ~ナヤプル~ティルケドゥンガ(車1時間半、徒歩3時間)
3日目:ティルケドゥンガ~ゴレパニ(徒歩約7時間)
4日目:早朝:プーンヒル往復(徒歩往復約2時間)
     ゴレパニ~タトパニ(徒歩7~8時間)
5日目:タトパニ~ポカラ(徒歩3時間、車2時間)
6日目:ポカラ~空路~カトマンズ
7日目:カトマンズから帰国の途へ

以上、7日間に感じたことを書いていこうと思います。

1日目 ==カトマンズからポカラへ==

タイ国際航空にてバンコクからカトマンズへ

国内線への乗継時間が短かったため大急ぎで入国審査の列に並ぶ。
ビザを日本で事前申請していなかったため「Without Visa」に並ぶと、
「Japanese?Gratis!」と言われ、隣の列へ。

本来1人30米ドルかかるビザ(日本国内申請は1人4000円)が、
私達が到着するほんの数日前から2007年3月中まで特別に無料になったとのこと。
事前申請していなくてラッキーだった!

出口を出ると、手配をお願いしていた現地旅行会社ヒマラヤン・アクティビティーズの迎えの代表のかたと、これから旅を共にするガイドさんが迎えに来てくれていた。

「迎えに行くのは、会社の代表の男性とガイド2人だけ。スタッフのアシスタントのようなフリをして、荷物を勝手に運び、チップを要求する人たちが大勢います。こちらからお迎えに行くスタッフは、上記の者だけです。荷物を運ばれそうになったりした場合は、固く拒否してくださいますよう、お願いいたします。」

と連絡を受けていたにもかかわらず、ガイドさん達と挨拶をかわしているうちに、
あっという間に荷物を運ばれてしまった。

空港出口には、こうした荷物を運んでチップをもらいたい人たちがいっぱい待機していた。こういう経験が今までなかったので圧倒される。
「荷物を運んだ」とか「カートを押した」とチップを要求してくるけど、まだ換金してないし、困って、主人が日本のコインを渡した。
これでよかったのだろうか・・と不安になりつつ、ガイドさんといっしょに国内線空港へ移動。

チェックイン後は、男性と女性と別々の入り口へ。
カーテンをくぐると女性係員がいて、荷物の中身のチェック、ボディチェックを行なう。
そこを出ると小さな待合室があった。

いきなり荷物を運ばれるとか、入り口が男女別とか、初めての経験続きで、私はかなり動揺。心を落ち着けようとトイレに行ったら、ゴミ箱に便器が捨ててあったので、さらに動揺した。

この先いったい・・・と不安になったけれど、穏やかな口調のガイドさんと話しているうちに、不安が解消されていった。
ネパール人であるガイドさんは、英語も日本語も流暢。
漢字も200文字以上書けると話してくれた。
国内で勉強しただけでここまで出来るようになるなんて、素晴らしい!

機内からダッシュで出てきたけれど、国内線の飛行機は全体的に遅れていた。
カトマンズは高い山に囲まれた盆地なので、霧が発生しやすい。

数時間待って、やっと私達の飛行機が飛ぶことになった。
ドアの空きっぱなしのバスに乗り込み、そのバスが乗客の荷物を乗せたカートを引いて走る。


なんだかリラックスしていていいなぁ~。


飛行機のそばで掃除や燃料を入れ終わるのを待つ。

驚いたことに、国内線乗客の半数以上が日本人。
日本からネパールへ旅行する人はそんなに多いと思っていなかったが、ネパール側からすると、日本人は旅行客として多い国のひとつのようだ。
特に年末年始にかけては日本人が多いとのこと。
その後訪れたポカラでも、トレッキング中の山の中でも日本人は多かった。

17人乗りの飛行機は操縦席のドアが開けっぱなし。
操縦している様子が見える!今どき、貴重な経験だ。


こんな小さな飛行機でも客室乗務員がいて、お盆を持って歩いてきた。
「すごい!機内サービスあるんだ?!」と思っていたら、
配られたのは、「脱脂綿とキャンディー」だった。


音がうるさいので耳栓代わりの脱脂綿と、耳がツーンとしないようにキャンディー、ってことなんだろうと思う。
すごく適切な機内サービスだ。

通常の飛行機も、もちろん空を飛んでいるわけだけど、大きいと実感が少ない。
でもこの飛行機は、確かに空を飛んでいて、自分の足の下になんにもないことが妙に実感できた。ちょっと怖くなっていると、窓の外に、ヒマラヤ山脈が!!!
雲の上に白い雪をかぶった山がず~~っと先まで見える!!すごい!!
ヒマラヤ山脈ってこんなに長いんだ?!しかもすべて雲の上に広がっている!!!


感激しているうちに30分の飛行を終え、目的地ポカラに到着。

空港に降り立つと、いきなりこんな景色が広がっています!!


静岡県民で富士山を日々見ている私ですが、山が全然違う位置にあるんです。
高すぎです!!太陽や月の位置に山が見える・・・という感じ。

ポカラは、温暖な気候、美しい湖があり、街からヒマラヤを見ることができるため、人気のあるリゾート地。トレッキングの出発地点でもある。

街中には、トレッキングに出る人のために寝袋などのレンタル用品店が数店ある。
私達は寝袋3つとストック6本をレンタルした。
全部で880ルピー(約1500円)。別途保証金として100ドルを預けた。

その後、さっそくネパール料理を試してみようと、レストランでダルバートを注文。
ダルバートはネパールの家庭料理。豆のスープとご飯と野菜などのカレー煮と漬物が添えられています。


すると、カトマンズの国内線空港で会った日本人女性が声をかけてくれた。
飛行機が同じだったので、少し話をしたのだけど、とてもおもしろい旅をしてきた
人だったので、私はもっとお話したいと思っていたのだった。
ここでも会えてよかった。

うれしくて、席に座ってもらい、話しをしていくと、なんと彼女は私の甥の学校の先生だった!!!授業も受け持っていると言う。
なんという偶然!!!驚きで、ダルバートを完食できないほどだった。

家族3人共、興奮気味にホテルへ戻り、明日からのトレッキングの荷物を作る。
しばらくお預けとなるであろうホットシャワーを浴び、早めに就寝。

2日目へ続く・・

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