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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2008年12月14日[Sun]】 海外

Mt3 ゴゾ島の遺跡 “ジュガンティーヤ神殿”

その日は快晴で、我々夫婦はゆったり気分で1時間ほどバスに揺られ、マルタ島のチェルケウアに到着しました。

チェルケウアからフェリーに乗り、ゴゾ島のイムジャールへ向かいます。澄み切った青空の下、約30分の船旅は、景観は素晴らしかったのですが、デッキに出てみると海風が意外に冷たく少し寒く感じました。

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マルタ島=ゴゾ島間のフェリー

イムジャールの港町に到着後、マイクロバスに乗り換え再出発です。ゴゾ島は道が狭く、マルタ島の大型観光バスは走れません。そんなわけで、マイクロバスでの旅となりました。まず向かったのは、ジュガンティーヤ神殿です。

ジュガンティーヤ神殿は、ゴゾ島のシャーラの町の南あり、紀元前3600年頃のものといわれる巨石神殿ですが、紀元前4世紀に建造が始まり、巨人女性サンスーナが建造したとの伝説が語り継がれています。

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ジュガンティーヤ神殿

巨石神殿の遺跡といわれているこの神殿は正面から見ると只の岩の残骸のようです。周囲は高さ8mにもおよぶ石積みの壁で囲まれ、数トンにも及ぶ巨大なサンゴ質の石灰岩が積み上げられています。

エジプトのピラミッドより1000年も古いといわれており、世界最古の建築物ではないかと注目されています。その内部は表面が滑らかに整えられた石で室が仕切られています。

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ジュガンティーヤ神殿の石室

この神殿には数トンもある大きな石灰岩が使われています。一番大きな岩の塊は8メートルもあります。こんなに大きな岩をどうやって運んだのかは、検証中だそうです。

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イングリッシュフラワー

遺跡の周りは美しい自然のお花畑があります。イングリッシュフラワーやクラウンデージーの花々が、冬だというのにあちらこちらに咲き誇っています。

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クラウンディジーの花

また、道路の反対側には、じゃがいも畑があり、マルタ島にもありましたが、サボテンで区切られています。本当に、地中海性気候は温暖なのだなーと、感心しました。

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じゃがいも畑のサボテンのしきり

ゴゾ島の名産はレースとハーブ入りのはちみつです。ジュガンティーヤ神殿の入口付近には自家製はちみつの直売所があります。

人なつこい笑顔の優しそうな小父さんからハーブ入りはちみつの試食を勧められ、さっそく、私はひと舐めして、ウーン美味い!と、ひと瓶買ってバックパックに放り込みました。

アレッ、つれ合いがいないぞ・・・ふと、駐車場の先をみると、道路に面してコゾレースのお土産屋さんが2軒あります。つれ合いが2軒の店の間を行ったり来たりしています。

私も見たくなり、店に入ってみると、つれ合いはかなりの時間、花瓶敷きのレースを買おうか止めようか迷っておりました。普段は、決断力のある人なのですが・・・・・結局は買わないと決断したようです。(続)

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