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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 渋谷 明子
【2009年10月16日[Fri]】

素晴らしいアイデアを実現してほしい

ニュージーランドでは、
素晴らしい人との出会いがいっぱいあった。
その人たちの生き方に、とにかく感動。

自分の家を自分で建てた人はもちろんのこと、
庭で飛行機を作っている人とか、
自分でヨットを作ってしまう人もいる。

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バーナードさんもその1人。

30数年前に、イギリスから
自分の造った小さなヨットでニュージーランドまで来た
私の尊敬するかたです。

当時、大西洋横断の記録としてギネスに認定され、
イギリスでは大きく取り上げられたそうです。

その後、息子さんたちが思春期を迎えたとき、
「自分に教えられるのはヨットだけ」と、
家族4人で生活できるスペースを持つ大きなヨットを
設計、そして自作。
そのヨットで奥さんの国である日本を目指します。

行きは一人で操縦し、
帰りは息子さん2人にすべてを任せ、
ニュージーランドまで帰ってきたとのこと。

帰国後は、その大きなヨットで、
観光客のかたに気軽にセーリングを楽しんでもらえる
お手伝いをしながらも、
自分で設計したヨットを造ったりもされていたようです。

ご自身でヨットを造るわけですが、
過去に得た知識だけに頼ることなく、
材料、塗料など時代と共に変化する新しいものが
出てくると、ワークショップ等で勉強し、
常により良いヨットを追及されてきたとのこと。

今はリタイアされていますが、
次に造りたい最新鋭のヨットの設計を考え、
まだまだ夢を持ち続けていらっしゃいます。

今回、お邪魔して見せていただいたのは、
巨大なヨットの設計図。

学び続けてきたからこそ生みだされた、
今までにない、世界のどこにもない大きなヨット。

揺れも少なく、大勢の人がくつろぎながらセーリングを
楽しめるようになっています。

多くの人を運ぶことのできるヨットを造り、
南太平洋の島々をつなぐバスのようなものができたら、、と、
これからの時代に必要になってくるであろう、
自然のエネルギーを生かしたプランを持っておられます。

ヨットでの移動は、もちろん時間は飛行機よりかかるけど、
人間の生活はもっとペースダウンしてもいいんじゃないか、、
というお話。

何よりヨットは風の力だけで動きますから、
もっともエコロジーな乗り物なのです。

設計図も、プランも、しっかりできていて、
あとは実現するだけ、、。

彼はこのアイディアで儲けようとか、
そんなことは考えていません。

ヨットを追及してきた自分だからこそ設計できるヨットと、
プランで、自然のエネルギーだけで移動できる仕組みを
作りたい、そして、世の中全体が
本来あるべき時間の感覚を取り戻してほしいという願いが
あると思います。

でも大きなプランなので資金が必要。

長期的な環境を考えたこうしたプランに、
寄付してくれたり、応援してくれるような団体を
ご存じのかたがいらしたら、是非教えてください。

欧米は、寄付の文化があるし、きっとあると思うのですが、
私にはうまく探せなかったのです。

純粋な思いを応援したいのです。

どうかどうか、よろしくお願いします。

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