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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 柳川 ともみ
【2010年9月18日[Sat]】

そんなのあり? 乗る列車が運行中止になっていた ^0^

サースフェーはスイスの南の方にある
  時間的にはともかく、
  距離的にはチューリッヒより国境を越えてイタリアのミラノに行くほうが近い

ももたんはミラノから帰国することにしていた
まずはブリークまでバスで山を下る
ブリークからは列車でシンプロン峠を越えてイタリアに入って
それからマッジョーレ湖のそばを通ってノバーラまで行く

null
ノバーラの町を観光してから
  スーパーで
  イタリアの食材の買出しをして ^-^
ミラノの空港までバス行くつもり







ノバーラの教会


スイスの旅行なのにイタリアも楽しんじゃって
ちょっと欲張りでしょ ^0^
  シンプロン峠越えも始めての経験なんで楽しみなんだ~

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

ブリーク駅の切符売り場でノバーラまでの切符を買う
「ノバーラまで大人1枚」
「何時の電車に乗るの?」
  そっか、スイスとイタリアの国境を越える列車は
  予約が必要なのがあるからね・・・
「10時44分発の」って ももたんが応えると
その時間には列車が走ってないって言われた
え、じゃあ何時に出発なの?

3時間後の13時21分発だって 「え゛~」

ノバーラの手前にアローナって場所があって
  そこは避暑地のマッジョーレ湖のそば
じゃあ、ノバーラには行かないでそっちに行こうかなって思ったけど
アローナに行くのも同じ列車らしい
「それじゃあ、ミラノだったら?」 「セイム(同じ)」

諦めて、予定通りノバーラまでの切符を買ったよ
  うぎゃ~ ちゃんと時刻表確認したのに・・・

nullこれから3時間
どうしよって駅をウロウロしていると
駅の時刻表には
10時44分発の列車が載っている



駅の時刻表 


だけど、その横に ⑥ のシールが後から貼ってあって
この列車が土曜日だけしか走っていないことになっていた
  ⑥は、土曜日を表しているんだ
  ちなみにその日は水曜日 ^-^

nullさらに駅をウロウロ
ドイツ語とイタリア語の案内を発見

何書いてあるか
ちゃんとわかんないけど
どうやら工事区間があるらしい
  その影響で
  ももたんが乗りたい列車が
  土曜日しか走らないコトに
  なっちゃったと判明 \^-^/


駅に貼ってあった 工事区間のお知らせ案内


原因はわかったけど、ブリークから先に進めない状況に変化なし
シンプロン峠を目の前に
あの谷を南に行けばすぐイタリアなのに、とため息
  ももたん、ミラノまで行かれるのかなぁ
  ちゃんとヒコーキに乗れて、日本に帰れるのかなぁ・・・

**************** **************** **************** ****************

なんだかんだと時間をつぶしてやっとブリーク出発
わかってはいたけど初体験のシンプロン峠はずっとトンネルの中
  なぁんにも見えない ^-^

シンプロン峠を越えてイタリアに入ったけど またすぐ次のトンネル
そのトンネルで線路脇が工事中だった
  そっか、これがももたんの足止めの原因ね
  単線区間を複線にするみたい

最初の乗り換え駅ドモドッソーラは
おととしにロカルノとこココとを結ぶチェントバリーのハイキングに行ったから
初めての場所だけど、馴染みある町
  2008 7 26  山は魔物


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

そして、ココからはイタリア国鉄での旅
スイスの列車は、結構ダイヤどおり走る、ももたんかなり信用している ^-^
イタリアは・・・
急いでいるときとか、次の列車への乗り継ぎに時間がない時とか
時間通り着いて欲しい時に限って遅れてくれるので
ももたんの信用度めちゃ低い ^0^

ところが
予定していた列車と違う列車でノバーラまで行くことになっちゃったから
乗り継ぎの駅も、ルートも全然予定と変わっちゃった
  日本から持ってきていた時刻表にも路線図にも
  載っていない駅で乗り換えしなきゃいけない

ブリークの駅で
乗り継ぎの駅の名前と、到着や出発の時間をプリントした紙をくれたけど
乗り継ぎは2回、
乗り継ぎ時間は長いときで10分、短いと7分
  もし乗り継ぎできなかったとき
  次の列車が何時に来るとか、まぁったくわからない
イタリア列車に情報なしで載る、恐怖の体験 ^-^

スイスでは車内放送で「次はドコソコ」って案内があったし
  車内の電光掲示板で次の停車駅の表示もあったけど
イタリアの列車は
車内放送も電光掲示板もない


イタリアに限らずだけど
駅のホームにココが何駅って書いてある表示はヨーロッパでは少ないんだ
  大抵、駅に入る前の、まだスピードが落ちていない頃に
  つまりホームの一番端っこの、さらに手前ぐらいに
  駅名の看板がある
プリントしてもらった時刻表と駅名の看板照らし合わせて
降りる駅かどうかの判断する
  これがまた、大変な作業!
  ダイヤどおり走っているかわかんないから
  いつ駅に着くかもわかんないし^-^
  駅のホームがどっち側に現れるかもわかんないし ^0^ 

乗り変えに時間があれば
駅で時刻表見て
 列車がどれぐらいたくさん走っているかとか
  遅れていないかとか
何でも良いけど情報をゲットするんだけど
その時間の余裕もなし
  乗り換えに時間が少ないのも考え物だぁ

**************** **************** **************** ****************

ももたんの期待を裏切って正確に列車が走った!!
  時刻表どおりに駅に着いてくれて、ホント助かったぁ~

それでも
お土産で重たくなったスーツケースを
乗り降りの度に列車のタラップ3段持ち上げたり降ろしたり、
乗り継ぎ駅では反対側のホームに次の列車が停まっていてラッキー
って思ったら
「ノバーラ行きは向こう側のウーノ(1番線)」って言われて
階段を下りて上って1番線に・・・
  疲れた、疲れた~

その日にミラノ着けば何時でも構わないっていうんだったら
この状況を大いに楽しんじゃうんだけど
今日はヒコーキに乗って日本に帰らなきゃいけない日でしょ
  工事も、列車の遅れも、ヒコーキには無関係
  もし間に合わなくたって
  ヒコーキは ももたん置いて日本に行っちゃうんだよね~

これが個人旅行の怖さと醍醐味なんだよね ^0^

こういうプチトラブルにちゃんと対処して乗り越えられると
個人で外国旅行行くのはワクワクするし楽しめるのだ
  逆に、私にはそんなことできないな~って思う人は
  ツアーで行くのをオススメするよ
  こういうときに添乗員さんとかが対応してくれるのが
  ツアーのありがたさだもんね
  

イタリアの穀倉地帯
田んぼの中にシラサギが飛んでいる のどかな風景を見ながら
だんだん都会になってきて終点のノバーラに無事到着 ^-^


nullえ、ノバーラなんて聞いたことないって?
  日本のガイドブックには
  ほとんど載ってないよね・・・

でもももたんの地図には
ノバーラは
「回り道をしていく価値のある町」の印の
★マークが
ちゃんと一コついているよ
地図の★って何って思った人はココをクリック


ノバーラ旧市街

by ももたん
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