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金峯山寺を中心とする修験道の根本道場であり、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されている吉野山。 春の桜があまりにも有名ですが、実は桜の季節以外にも見どころはたくさんあるんです。 秋の紅葉も見応え抜群で、近年は「紅葉スポット」としても人気。 2月の「鬼火の祭典」、7月の「蓮華会・蛙飛び行事」など、吉野山ならではの伝統行事も魅力です。 天武天皇、源義経や後醍醐天皇など歴史上の有名人物ゆかりのスポットもあって、歴史情緒たっぷり。 受け継がれてきた信仰が今も人々の生活の中に根付いています。

6世紀末から710年に平城京に遷都するまで、日本の政治中心となった「飛鳥・藤原」の地。 律令に基づく天皇を中心とした中央集権的な国家制度が形成されると同時に、中国・朝鮮半島からの仏教伝来にともなって、新しい文化が発展しました。 のどかな田園地帯が広がる中、当時の繁栄を偲ぶことができる宮殿跡、仏教寺院跡、古墳が点在していて、まるで時が止まったかのような感覚になります。 悠久の時の流れを感じながら、「古代ロマン」に思いを馳せてのんびりと歩くことができます。

「山の辺の道」は奈良と桜井を結ぶ古道。 周囲を小高い山に囲まれた奈良盆地の東側に連なる美しい青垣の山裾を沿うように続いている日本最古の道の一つといわれていています。 「古事記」や「日本書紀」にもその名が登場、「万葉集」にも詠まれていて、ゆかりの地名や伝説が残されています。 邪馬台国の有力な候補地の一つ、纏向遺跡や「日本最古の神社」といわれる大神神社、卑弥呼の墓ではという説がある箸墓古墳など数多くの史跡があり、神秘的な雰囲気が漂う中、歴史ロマンをたっぷり感じながら散策できます。